NVIDIA 2022年会計年度 第4四半期および通年の業績を発表

2022.02.22

・四半期売上高は過去最高の76億4,000万ドルで、前年度より53%増
・会社全体の通年売上高は269億1,000万ドルで、61%増
・ゲーミング、データセンターおよびプロフェッショナル ビジュアライゼーションの売上高は四半期および通年で過去最高を達成

2022年2月16日、カリフォルニア州サンタクララ(GLOBE NEWSWIRE) — NVIDIA(NASDAQ: NVDA)は、2022年1月30日に終了した第4四半期の売上高が76億4,000万ドルになり、過去最高を記録したことを発表した。前年同期から53%増加し、前四半期から8%増加した。ゲーミング、データセンターおよびプロフェッショナル ビジュアライゼーションの市場向けプラットフォームがそれぞれ、四半期および通年で過去最高の売上高を記録した。

米国GAAPに基づく業績では、第4四半期の希薄後1株当たりの利益は、前年同期から103%増加して過去最高の1.18ドルとなり、前四半期からは22%の増加となった。非GAAPに基づく希薄後1株当たりの利益は、前年同期から69%増加して1.32ドルとなり、前四半期からは13%の増加となった。

2022年会計年度は、売上高が過去最高の269億1,000万ドルで、前年度の166億8000万ドルより61%増加した。GAAPに基づく希薄後1株当たりの利益は過去最高の3.85ドルで、前年度の1.73ドルから123% 増加した。非GAAPに基づく希薄後1株当たりの利益は4.44ドルで、前年度の2.50ドルから78%増加した。

NVIDIAの創業者/CEOであるジェンスン フアン(Jensen Huang)は、次のように述べた。
「NVIDIAのコンピューティング プラットフォームに対する需要がかつてないほど高まっています。NVIDIAは、AI、デジタル バイオロジ、気候科学、ゲーミング、クリエイティブ デザイン、自律走行車およびロボティクスといった、現在もっとも影響力のある分野の発展を主導しています。NVIDIAは、NVIDIA AI、NVIDIA OmniverseおよびNVIDIA DRIVEを活用した、ソフトウェアの新たなビジネスモデルによって、すべての事業にわたる強い勢いと圧倒的な牽引力をもって新年度を迎えようとしています。GTC がまもなく開催されます。私たちはそこで、NVIDIAコンピューティングのためのたくさんの新しい製品、アプリケーションおよびパートナーを発表します」

NVIDIAは、第4四半期に1億ドルの四半期現金配当を支払い、2022年会計年度としては3億9,900万ドルの現金配当を支払った。2022年3月24日を配当基準日として、2022年3月3日に1株当たり0.04ドルの次回四半期現金配当を支払う予定。

Arm 株式取得契約の解消
2022年2月8日、NVIDIAおよびソフトバンクグループ株式会社(以下「ソフトバンク」)は、NVIDIAがArm Limitedの株式をソフトバンクから取得する契約の解消を発表した。両社は、取引完了を妨げる、規制上の大きな課題があったために、契約の解消に同意した。NVIDIAは、2020年9月の契約締結時の前払い金の抹消を反映させるために、2023年度の第1四半期に13億6,000万ドルの営業費用 (Arm関連抹消分) を計上する。

業績の見通し
2023年会計年度第1四半期については、以下のように予想される。
・売上高は、81億ドル±2%となる見込み。
・売上高総利益率は、GAAPベースが65.2%±0.5%、非GAAPベースが67.0%±0.5%となる見込み。
・GAAPベースの営業費用は、Arm関連抹消分の13億6,000万ドルを含めて、35億5,000万ドルとなる見込みです。非GAAPベースの営業費用は、16億ドルとなる見込み。
・GAAPベースおよび非GAAPベースのその他の利益および費用は、約5500万ドルとなる見込み (関連会社以外への投資による損益は除く)。
・税率は、GAAPベースが11.0%±1%、非、GAAPベースが13.0%±1%となる見込み(個別項目は除く)。

ハイライト
前四半期の業績発表以降も、NVIDIAでは以下の分野での進展があった。

ゲーミング
・第4四半期売上高は過去最高の34億2,000万ドルで、前年同期から37%増加し、前四半期から6%増加した。通年の売上高は61%増加し、過去最高の124億6,000万ドルとなった。
・GeForce RTX® 3050デスクトップGPUを発表し、RTXとNVIDIA Ampereアーキテクチャの性能と効率性を、より多くのゲーマーに向けて249ドルからの価格で提供した。
・GeForce RTX 3080 TiおよびRTX 3070 Ti Laptop GPUを発表し、ゲーマーおよびクリエイター向けノートPCに新しいレベルの性能をもたらした。
・主要メーカーから発売される、GeForce®を搭載した、160以上のデザインのゲーミング用ノートPCおよびStudioノートPCについての発表を行った。
・四半期内に、『COD: Vanguard』、『Horizon Zero Dawn』、『ゴッド・オブ・ウォー』、『Icarus』および『レインボーシックス エクストラクション』を含む、30以上の新しいRTXゲームとタイトルを発表した。
・『Call of Duty: Vanguard』、『ゴッド・オブ・ウォー』および『レインボーシックス エクストラクション』を含む、より多くのAAAゲームにNVIDIA Reflexが統合され、低遅延のゲーミングを可能にした。
・GeForce NOWライブラリに65を越えるゲームを追加し、ライブラリ内のゲーム数の合計を1,200以上にした。AT&TおよびSamsungとの協業について発表し、GeForce NOWをこれら企業のお客様も利用できるようにした。

データセンター
・第4四半期売上高は過去最高の32億6,000万ドルで、前年同期から71%増加し、前四半期から11%増加した。通年の売上高は58%増加し、過去最高の106億1,000万ドルとなった。
・NVIDIA® DGX™ A100を使い、MetaがAI Research SuperClusterを構築すると発表した。
・NVIDIAおよびMicrosoft Azureを含むパートナーが、MLPerfの最新ベンチマークで、8つの主要ワークロードで新記録を樹立し、AIでのリーダーシップを拡大した。
・NVIDIA AI Enterprise 1.1の一般提供、ならびにVMware vSphere with Tanzu上でNVIDIAソフトウェアを使用したコンテナ化されたAIプロダクションサポートを含むアップデートを発表した。
・わずかなデータ、機密のデータ、または多様性に欠けているデータを扱う場合に、ヘルスケア、製造および金融サービスの業界が連合学習を利用し、一般化可能なAIモデルで連携することを可能にするNVIDIA FLAREをオープンソース化した。
・NVIDIA Clara™、Google DeepVariantおよびOxford Nanopore Technologiesのシーケンシングを使い、Stanford の研究者チームがヒトゲノムDNA解析での世界最速記録を樹立した。

プロフェッショナル ビジュアライゼーション
・第4四半期売上高は過去最高の6億4,300万ドルで、前年同期から109%増加し、前四半期から11%増加した。通年の売上高は100%増加し、過去最高の21億1,000万ドルとなった。
・NVIDIA Omniverse™ for Creatorsを発表し、数百万の個人クリエイターがNVIDIA Omniverseを無料で利用できるようにした。
・Blender用Omniverse Universal Scene Descriptionコネクタを発表した。Blenderは世界でもっとも人気のあるオープンソースの3Dクリエイティブアプリケーション。
・イリノイ大学アーバナシャンペーン校の研究者たちが、NVIDIA GPUアクセラレーテッドソフトウェアを使い、最も長く、最も複雑であると考えられる3D細胞シミュレーションを構築した。

オートモーティブおよびロボティクス
・第4四半期売上高は1億2,500万ドルで、前年同期から14%の減少、前四半期から7%の減少となった。通年の売上高は6%増加し、5億6,600万ドルとなった。
・次世代の自動運転システム、ならびにAIを活用したサービスおよび体験を共同で開発および展開することを目的に、ジャガー・ランドローバーとの複数年にわたる提携関係を結んだ。
・NIOのET5セダン、XpengのG9 SUVおよびPony.aiのロボタクシー車両でNVIDIA DRIVE Orin™が使用されることを発表した。
・Desay、Flex、Quanta、ValeoおよびZFがNVIDIA DRIVE Hyperion™プラットフォームを使用して、車両メーカー向けに安全かつセキュアなAVシステムを製造すると発表した。
・ロボティクス アプリケーションを構築および展開するためのIsaac Autonomous Mobile Robotプラットフォームを発表した。

NVIDIA CFOによるコメント
NVIDIAのエグゼクティブ バイス プレジデント兼最高財務責任者(CFO)であるコレット クレス(Colette Kress)による本四半期に関するコメントを、https://investor.nvidia.com/で見ることができる (英語)。

カンファレンスコールおよびWebキャスト情報
2022年会計年度第4四半期と2022年会計年度の業績とおよび現在の財務見通しについてのアナリストおよび投資家とのカンファレンスコールは、NVIDIA のインベスターリレーションズウェブサイト、 http://investor.nvidia.com でアクセス可能。Webキャストは録音され、NVIDIAの2023年会計年度第1四半期決算についてのカンファレンスコールが開催されるまで再生できる。

非GAAP財務指標について
NVIDIAでは、GAAPベースの要約連結財務諸表に加え、一部の項目については非GAAPベースの財務指標を使用している。使用している非GAAP財務指標は、非GAAPベースの売上高総利益、非GAAPベースの売上高総利益率、非GAAPベースの営業費用、非GAAPベースの営業利益、非GAAPベースのその他の利益(費用)(純額)、非GAAPベースの純利益、非GAAPベースの希薄後1株当たり純利益あるいは利益、ならびにフリーキャッシュフローである。また、現在と過去の財務指標が比較しやすいように、GAAPベースの財務指標と非GAAPベースの財務指標がどのような関係にあるのかも明らかにしている。この情報を活用すれば、関連するGAAP財務指標から、株式報酬費用、買収関連およびその他の費用、IP関連費用、関連会社以外への投資による損益、減債償却に関連する支払利息、および該当する場合には、これらの項目に関連して発生する税金の影響、州法の認可を受けた税制優遇措置および外国税に関する税制優遇措置を除外することができる。フリーキャッシュフローは、営業活動の収益から不動産や設備、無形資産に関連する購入費と不動産や設備、無形資産に関連する主な支払いの両方を差し引いたGAAPベースのキャッシュ純額として算出される。非GAAP財務指標の提示は、過去から続く財務状況の変遷を理解しやすくするものであるとNVIDIAでは考えている。なお、NVIDIAが提示している非GAAP財務指標はそれのみを独立して見るべきものでもなければ、GAAPベースで用意された業績を代替するものでもない。また、NVIDIAが提示する非GAAP財務指標は、他社が提示する非GAAP財務指標とは異なる可能性がある。
より詳細な2022年会計年度の通期と第4四半期の業績はこちら

NVIDIAについて1999年におけるNVIDIA (NASDAQ表示: NVDA) によるGPUの発明は、PC ゲーミング市場の成長に爆発的な拍車をかけ、現代のコンピューター グラフィックス、ハイパフォーマンス コンピューティング、そして人工知能 (AI) を再定義した。NVIDIAのアクセラレーテッド コンピューティングとAIにおける先駆的な取り組みは、輸送、ヘルスケア、製造業などの数兆ドル規模の産業を再構築し、その他のさまざまな産業の拡大も加速させ
ています。 詳細はこちら

本件に関するお問い合わせ先
エヌビディア 広報部
Japan-PR@nvidia.com