「採尿しない排尿量測定」で測定結果を効率的に収集排尿量測定システム「Urina」一括管理型を発売

2023.10.18

 島津製作所は、10月17日に排尿量測定システム「Urina」(ユリーナ)一括管理型を発売する。「Urina」は排尿前後の体重差から排尿量を精密に測定するため、採尿を不要とする医療機器だ。今回発売した一括管理型は、ナースステーションから患者の排尿量情報を一括管理できるため、感染リスクの低減と医療現場の業務効率向上につながる。

 泌尿器科や消化器科、循環器科、内科、産科、婦人科などでは、一部の入院患者の尿を容器で採取して、尿量を測定している。その際、尿の飛び散りや容器洗浄に起因する感染リスクが懸念されている。また、容器が使い捨ての場合は、感染性廃棄物としての処理の煩雑さや消耗品コストも課題となる。「Urina」は、患者の排尿前後のわずかな体重変化から排尿量を精密に測定する。そのため、採尿行為は不要となり、容器の洗浄作業やコストを削減する。

 島津製作所は2021年7月に、排尿量測定システム「Urina」個別管理型を発売した。個別管理型は患者一人ひとりが専用の携帯端末を操作していた。一方、一括管理型は、患者情報が登録されたリストバンドのバーコードを認証することで、複数の患者が1台の患者用端末を共有する。患者ごとの端末を用意する必要がないため、排尿量測定対象の患者が多い施設に適してる。また、排尿時刻や量を自動的に記録・集計し、ナースステーションの管理用端末から集中管理する機能があるため、患者だけでなく医療従事者の負担を軽減する。

 排尿量測定システム「Urina」一括管理型は、排尿量計(管理医療機器クラスⅠ)および管理用端末と患者用端末で構成されている。島津製作所は1918年以来、分析天びんを製造販売しているパイオニアだ。長年培った高速かつ安定的な計量を実現する技術を「Urina」にも応用している。

新製品の特長

1. 排尿記録の集中管理

今回発売する端末では、測定や集計の方式を一括、もしくは患者ごとに設定できる。また、対象患者の測定状況を一度に確認することができる。

2. 感染リスクの低減

長年培った分析天びんの技術を用いて、患者の排尿前後のわずかな体重変化から排尿量を精密に測定する。そのため採尿が不要となり、尿の飛び散りや容器洗浄に起因する感染リスクを低減できる。

3. 医療従事者・患者の負担軽減

容器洗浄もしくは感染性廃棄物としての処理といった採尿に付随する業務を軽減できる。測定値は自動で記録されるため、患者および医療従事者による排尿量の紙出力や手書き記録が不要。

一括管理型システム
一括管理型システム
排尿量計「Urina」
排尿量計「Urina」

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島津製作所

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