キヤノン、全国発明表彰「恩賜発明賞」を受賞

2021.05.26

キヤノンメディカルシステムズ株式会社(本社、栃木県大田原市 代表取締役社長、瀧口登志夫)は、令和三年度全国発明表彰(主催︓公益社団法人発明協会)において、「大視野CT検出器用データ読み出し方法の発明」(特許第5135425号)が「恩賜発明賞」および「発明実施功労賞」を受賞した。「恩賜発明賞」は全国発明表彰の中で最高位の賞であり、キヤノンメディカルシステムズ株式会社としては初の受賞だ。

全国発明表彰は、日本の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的に、公益社団法人発明協会が、多大な功績をあげた発明を表彰するものである。本発明を適用したCTにより、脳や心臓のような臓器全体を1回転でスキャンすることが可能になるとともに、従来スキャン方式よりも被ばく線量を大幅に低減した撮影が可能となり、医療の発展に大きく貢献している。

【受賞した発明の概要】
本発明は、医用X線CTに搭載される大視野CT検出器のデータ読み出し方法に関するものだ。検査適用範囲の拡大や患者さんの負担軽減のため検出器の大視野化が進められていたが、回路規模の増大が課題となっていた。
本発明では、検出器の各素子内にスイッチを配置し、時分割で信号を取り出すことにより配線数を減少させ、処理回路も処理単位をブロック化し並列処理を行うことで回路数を削減しつつ、CTの要求仕様を満たす高速なデータ読み出しを実現。これにより、1スキャンで16cmのスキャン範囲を有する大視野CTの製品化に成功。

本発明を適用した大視野CT検出器

本発明を適用したCTと従来型CTの比較

【受章および受賞者】
恩賜発明賞
宮崎 博明
(キヤノンメディカルシステムズ株式会社 CTMR事業統括部 CT事業部 CT開発部 主幹)
荒舘 博
(元 東芝メディカルシステムズ株式会社)

実施功績賞
瀧口 登志夫
(キヤノンメディカルシステムズ株式会社 代表取締役社長)

このページの先頭へ戻る