株式会社インテグラル、株式会社シンクメディカルと業務提携契約を締結

2021.03.22

株式会社インテグラル(本社:東京都品川区、代表取締役:五十幡玲子、以下「インテグラル」)は、株式会社シンクメディカル(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:岡上武、以下「シンクメディカル」)と2021年2月10日に肝疾患用診断支援AI事業において業務提携契約を締結した。

  • 業務提携の内容

シンクメディカルのIoTシステムは一般検査数値をビッグデータ化し、独自のアルゴリズムを使用してAI解析を行う。この技術は、大阪府済生会吹田病院と村田製作所の研究者との共同研究により開発され、肝臓疾患、脳疾患、糖尿病、心疾患ほかの臓器間ネットワークの解明のためにシンクメディカルに引き継がれて研究開発が続けられている。インテグラルはこのIoTシステムのうち、肝疾患に関わる予測エンジンの日本での取扱いを独占的に行う。

NASH-Scope

血液検査のうち肝臓に関するデータをAIにより鑑別するアルゴリズムを用いた製品 肝生検の頻度を下げることが期待されている

Fibro-Scope

NASH-Scopeの鑑別結果にフィブロスキャン測定値または血清線維化マーカーによる診断を追加して肝臓の線維化度合いを鑑別するアルゴリズムを用いた製品

HCC-Scope

肝がんの危険度を解析するアルゴリズムを用いた製品

  • 業務提携の目的

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれ、病状が進行しても自覚症状が出にくいとされています。インテグラルは肝硬度と肝脂肪量を簡便に非侵襲的に測定するフィブロスキャン(製造元:エコセンス、フランス)を2017年より販売しています。フィブロスキャンは、WHOや各国の肝臓学会、アメリカ糖尿病学会でウイルス性肝炎やNAFLDの診療、肝硬変の早期発見などに有用とされている。

シンクメディカルが開発したIoTシステムを普及させることにより、現在の肝疾患の有無だけでなく、未来の疾患を非侵襲的に予測するサービスを展開することで、肝疾患に苦しむ患者さまを減らすことができると考えている。

 

  • 株式会社シンクメディカルについて

本社: 東京都渋谷区広尾1-3-18 11F

代表者: 代表取締役社長 ​岡上 武

(大阪府済生会吹田病院名誉院長、京都府立医科大名誉教授、元日本肝臓学会理事、元日本消化器病学会理事、厚生労働省肝炎治療戦略会議メンバー、厚生労働省肝炎等克服緊急対策研究事業(肝炎分野班員)、厚生労働省NASH研究班元班長)

設立: 2020年4月28日

事業内容: 医療・ヘルスケア分野でのIoT技術を用いた機器・サービスの開発・販売・提供

WEB: https://www.thinknash.com/

株式会社インテグラルについてのお問い合わせ先

問合せ先: info@fibroscan.jp