コニカミノルタQOLソリューションズと中日諏訪オプト電子、 センサー連携により睡眠状態や体調変化の早期把握による ケア品質の向上を加速

2020.12.02

コニカミノルタQOLソリューションズ株式会社(QOLソリューションズ)と株式会社中日諏訪オプト電子(以下 中日諏訪オプト電子)は、介護施設向けサービス「HitomeQ(ひとめく) ケアサポート」と睡眠見守りシステム「みまもり~ふ」の連携を開始する。

「HitomeQ ケアサポート」と「みまもり~ふ」の連携により、入居者の睡眠状態や心拍数・呼吸数をリアルタイムに高精度で確認でき、体調に合わせた適切なタイミングでケアが可能になり、ケア品質の向上を実現する。

【連携により生まれる価値】
人材不足が深刻化する介護業界において、QOLソリューションズは、「HitomeQ ケアサポート」を介護施設に導入してきた。居室の天井に備え付けた行動分析センサーで入居者の行動(起床・離床・転倒/転落)を認識し介護スタッフのスマートフォンに映像と共に通知、転倒事故発生時にエビデンス映像の自動記録、ケア実施後すぐにスマートフォンで簡単入力できるケア記録などの機能を備えている。スタッフ業務の効率化により余裕時間を生み出し、入居者の生活の質(QOL*)を向上する介護の実現に貢献していく。
この度の「みまもり~ふ」との連携により、訪室を最小限に抑えることで感染症の感染リスクを低減させつつ、入居者の体調変化を定量的に早期把握することで、効率的なケアプランの作成や最適なケアを適切なタイミングで提供できる。これにより、従来の業務効率化に加え、ケア品質向上のためのサービス提供を加速していきく。
「HitomeQ ケアサポート」の”非接触型”行動分析センサーで取得するベッド内での微体動状態(覚醒や睡眠状態)や室内での挙動データ(起床動作にかかる時間や歩行速度といった居室内の動き等)と、”接触型”の「みまもり~ふ」で取得する生体情報(心拍、呼吸)や睡眠状態を重ね合わせることで、睡眠を含む入居者の正確な活動状況とケアの効果が確認でき、データに基づく科学的な睡眠改善が可能になる。一例として、不眠がちの方や認知機能低下の方に見られやすい断続的睡眠の傾向を捉え、適切な対応が行える。また、介護スタッフがスマートフォンからケア実施後に「その場」で記録を入力することで得られる正確なケア記録と睡眠中の健康状態により、入居者の生活状況や体調変化を定量的に把握でき、実態に沿ったケアプランの作成・ケア実施を行うことができ、ケア品質の向上につながっていく。

【中日諏訪オプト電子・睡眠見守りシステム「みまもり~ふ」について】
中日諏訪オプト電子が提供する睡眠見守りシステム「みまもり~ふ」は、介護施設のサービスにおいて、睡眠を見守るという新しい指標で介護職員の負担を軽減し、介護サービスの質の向上を目指した見守りシステムである。
ベッドのマットレスの下にセンサーマットを置くだけで、リアルタイムに要介護者の状態が確認できます。また、睡眠状態のデータを蓄積、解析することで、睡眠の改善に役立てられ、要介護者の睡眠の質の向上につながる。

*QOL:Quality of Life

お問い合わせ
QOLソリューションズ:E-mail:hitomeq-info@konicaminolta.com

中日諏訪オプト電子:TEL:052-891-8997 E-mail:sales@kcd.co.jp

関連リンク
https://hitomeq.konicaminolta.com

http://www.chunichi-suwa.jp/New Window