アボット、糖尿病患者および医療従事者向けの新たなデータ管理システム「リブレ View」を提供開始

2020.10.29

 2020年10月29日、アボットジャパン合同会社(アボット)は、クラウドベースの糖尿病患者データ管理システム「リブレView」を、糖尿病患者さん及び医療従事者向けに提供開始した。日本国内で「FreeStyle リブレ」を利用している全ての糖尿病患者と医療従事者が、グルコースデータを紙や電子記録でやり取りせずに、「リブレView」を利用することで、クラウド上でデータ共有を行う。
 コロナ禍で対面診療が出来ない状況でも、本システムを利用することで医師や看護師が患者さんのグルコースデータを参照することが可能となり、長期的な血糖の推移や傾向について患者と話し合うことができるため、4月からオンライン診療の導入が進んでいる。

リブレView
・複数の患者のグルコースデータの一元管理および様々なレポートの入手。

・TIR(Time in Range)や AGP(Ambulatory Glucose Profile、血糖トレンド)、日々のグルコース変動などの主要指標の一覧表示により、更なるモニタリングと支援が必要となり得る患者さんを優先して治療できる。

・情報セキュリティマネジメントシステムに関する国際規格ISO 27001にも準拠した形で安全なデータ管理を実現。

FreeStyle リブレ
 持続グルコース測定技術を用いたデバイスであり、50カ国以上で250万人以上の人々が使用している。日本では2016年5月に製造販売承認を取得し、2017年1月に発売された。現在は1 型・2型等の病型を問わず「入院中の患者以外であって、強化インスリン療法を行っているものまたは強化インスリンを行った後に混合型インスリン製剤を1日2回以上使用しているもの」を対象に血糖自己測定器加算「C150 7」が適用されている。
 また、その他のインスリン療法を施行中の患者さんがFreeStyle リブレを使用する際には、月当たりの血糖自己測定(SMBG)回数を基に、血糖自己測定器加算「c150 1-6」が適用される。

【お問い合わせ】
アボットジャパン合同会社 パブリックアフェアーズ
TEL: 03-4555-1002 FAX: 03-4555-1022
email: Public_affairs_japan@abbott.com