東陽テクニカ、医療機関向け感染性廃棄物滅菌装置「DISPOPAC」の販売を開始

2016.02.17

 (株)東陽テクニカ(以下 東陽テクニカ)は、(株)アイバック製の医療機関向け感染性廃棄物滅菌装置「DISPOPAC」シリーズの取扱いを開始した。

 感染性廃棄物(人が感染し、または感染するおそれのある病原体が含まれ、もしくは付着している廃棄物またはこれらのおそれのある廃棄物)は特別管理産業廃棄物に指定されており、医療機関は生活環境の保全および公衆衛生の向上を図るため、適正に処理を行う責任と義務を負っている。また近年では、高齢化社会への移行による患者数増加の影響に加えて、感染性廃棄物の対象が多種多様に広がっているため、廃棄量は増加の一途をたどっている。さらに、地球温暖化を防止するために、二酸化炭素の排出削減が喫緊の課題となっており、感染性廃棄物の処理は、医療機関にとって大きな課題となっている。
 感染性廃棄物滅菌装置「DISPOPAC」シリーズは、地球温暖化の原因となる二酸化炭素を排出することなく、感染性廃棄物を院内で安全かつ適正に滅菌処理し非感染性廃棄物へ変換、同時に加圧によって減容するユニークなシステムで、感染性廃棄物処理に関する様々な課題を解決している。

感染性廃棄物滅菌装置「DISPOPAC」 スーパープレヒーター

【環境保全】
 「DISPOPAC」シリーズは、環境省ガイドライン(平成24年5月「廃棄物処理法に基づく感染性廃棄物処理マニュアル」環境省大臣官房廃棄物・リサイクル対策部発行)に則った処理を行い、感染性廃棄物を安全かつ確実に滅菌、廃棄物の安全性を高めることで、院内や運搬時の感染リスクを無くす。さらに、焼却ではなく高温滅菌するため、CO2や有毒ガスは発生せず、環境破壊防止効果がある。医療機関として、さらなる安心・安全対策を推進すると同時に、積極的な地球環境問題への取り組みとなり、社会貢献になる。

【安定稼動・長期運用】
 「DISPOPAC」シリーズは、院内で発生する感染性廃棄物のうち90%以上の品目を処理できる。廃棄物投入後は排出まで自動運転化、操作が簡単であると共に、作業者の安全を考慮した設計である。法定耐用年数は17年で、長期間、安定的に運用することができる。

【コストメリット】
 一般的に、感染性廃棄物の処理費用は、産業廃棄物と比べて高額である。院内で滅菌処理し安全な産業廃棄物へ転換、さらに減容することで、処理費用の削減が見込める。医療機関によっては、数億円の投資効果を得られる場合がある。

【DISPOPACの主な特長】
・環境省ガイドラインに準拠した、180℃30分の高温滅菌処理
・CO2や有毒ガスの発生が無く、無公害
・圧縮工程により、最大1/6に減容
・安全を考慮した安心設計、連続自動運転
・活性炭とHEPAフィルタによる、臭気、浮遊菌、浮遊塵の浄化
・法定耐用年数17年、長期的な運用を実現

【製品データ】
・製品名:感染性廃棄物滅菌装置「DISPOPAC」シリーズ
・DISPOPACスーパープレヒーター 1時間処理量:500リットル
・DISPOPACノーマンシステム/スタンダードシステム 1時間処理量:100リットル
・価格:各 オープンプライス

【展示会出展予定】
・第31回 日本環境感染学会総会・学術集会
会期:2016年2月19日(金)~2月20日(土)
会場:国立京都国際会館・グランドプリンスホテル京都
・第2回 関西病院イノベーション展
会期:2016年2月24日(水)~2月26日(金)
会場:インテックス大阪

 東陽テクニカは「DISPOPAC」シリーズによる感染性廃棄物の適正な処理の促進を通じ、生活環境の保全、公衆衛生の向上、さらには地球環境の改善・保全に取り組んでいく。

●お問い合わせ
(株)東陽テクニカ
URL:http://www.toyo.co.jp/