富士フイルムホールディングス、第2四半期決算発表および中期経営計画を報告 ~新型FCR好調、放射性医薬品の開発・販売にも注力~

category:取材速報
2011.11.07
古森重隆氏
中嶋成博氏
会場風景
 富士フイルムホールディングス(株)は、10月31日、日本橋三井タワーマンダリンオリエンタル東京(東京都中央区)にて「第2四半期決算発表および中期経営計画」を報告した。
 まず、中嶋成博氏(同社代表取締役・専務執行役員)より2011年度第二四半期決算報告がされた。「為替の円高や震災に伴う需要減少の影響などにより売上高、営業利益ともに減少した」と述べた。「中でもメディカルシステム・ライフサイエンス事業では円高などの影響を受けているが、化粧品や医薬品などで売上は上昇しており、低価格・小型FCRの販売が好調に推移している。特に卓上型FCR『FCR PRIMA T』やカセッテサイズDR『CALNEO C 1417 Wireless SQ』を発売し、『SYNAPSE』等の医用画像情報ネットワークシステムの国内トップシェア維持できたことが影響している。また、医薬品では肺炎、肺血症、腎盂腎炎、複雑性膀胱炎に用いる注射剤である『ゾシン』等の販売が好調に推移し、抗インフルエンザウイルス薬『T-705』国内製造販売承認申請中」と述べた。
 次に古森重隆氏(同社代表取締役社長・CEO)は2011年度見通しと中期経営計画VISION80(2012-2013年度)について報告した。古森氏は「成長戦略における3つの柱のひとつとして『メディカルやサプリメントのようなヘルスケア分野での大幅な成長を実現』することを推進していく。特に予防・診断・治療領域をカバーするトータルヘルスケアカンパニーを目指し、2010年度の売上高2,677億円に対し、2013年度売上目標を3,700億円に設定した。また、アジアを中心とした海外展開を拡大し、レントゲンフィルムに始まる画像処理技術を強みに新しい製品を販売していきたい」と語った。
 同氏は、「医薬品事業ではこれまで獲得した低分子医薬、バイオ医薬、再生医療、抗体医薬の事業基盤を進化させ、オンリーワンの医薬品事業の実現を目指したい。グループ会社である富士フイルムRIファーマにおける放射性医薬品の開発・販売にも力を入れていきたい」と述べた。
 最後に同氏は、2013年度に向けた業績・経営目標に関して、「今までやってきたことに間違いはなく、外的影響を除けば業績は上昇傾向である。現在の円高を乗り切り、2、3年後にはトップシェアを誇る企業になる」と語った。

このページの先頭へ戻る