AZE、特別講演会を開催

category:取材速報
2014.04.18
丹羽政美氏
会場の様子
丹羽氏がワークステーションの独自の活用法を紹介

 2014年4月10日、AZE本社にて「AZE2014 特別講演会」が開催された。同講演会において、講師の丹羽政美氏(揖斐厚生病院)は「当院における3Dワークステーションの活用法」と題し、独自の活用法について講演した。
 まず、同院でのCTにおけるワークステーションの独自の活用法について紹介。例として、透析患者における大動脈石灰化指数の算出での、AZE VirtualPlaceの使用例を紹介した。
 同院では、透析患者は毎年、誕生月に骨密度、心臓超音波検査に加えて腹部単純CTを施行しているという。透析患者では、リン・カルシウム値が高いほど動脈硬化の原因となり、心不全や心筋梗塞を起こしやすい。死因の50%は心血管系疾患の合併症によるものであることから、透析医師より造影剤を使用することなく大血管の石灰化の状態を把握できないかとの問いかけがあったという。これがきっかけとなり、同院では腹部単純CTを利用した心臓冠動脈の石灰化指数のデータの取得を行っている。
 この石灰化指数を簡便に算出するのに、 AZE VirtualPlaceを用いて、セミオートで抽出するのが適しているという。腎動脈起始部から総腸骨動脈分岐手前の動脈を複数選択して動脈の体積を出す。CT値は400~2000として石灰化体積を算出し、得られた動脈の体積と石灰化体積より石灰化指数を求め、ワークステーション上でレポートを作成する。この際にCTコンソール上で冠動脈石灰化指数を作成して、これもレポートとして出力する。特に、冠動脈の石灰化はAgatstonスコアが400以上では急性冠動脈疾患になりやすく他の検査が必要となるため、透析患者ではこれらのデータも保存しているという。
 また、MRI画像では、AZE VirtualPlaceのFusion機能を活用しているという。「異なる日時の画像も適切に位置合わせをしてくれ、病変の体積変化が瞬時にわかるため、経過観察に有用な手法と思われる」と同氏は述べた。
 同氏は最後に「当院ではCT、MRIにおいてワークステーション処理は必須であり、保険点数の加算が認められることを希望する」と述べ、講演を締めくくった。

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