GEヘルスケア・ジャパン、デジタルブレストトモシンセシス「SenoClaire」記者発表会を開催

category:取材速報
2013.11.01
川上 潤氏
明石定子氏
 GEヘルスケア・ジャパン(株)は11月1日、帝国ホテル東京(東京都千代田区)にて、同日より発売開始となった同社デジタルブレストトモシンセシス「SenoClaire」についての記者発表会を開催した。
 同会ではまず、川上 潤氏(同社代表取締役社長兼CEO)が登壇し、従来のマンモグラフィ検診における課題に対するソリューションを、「SenoClaire」が提供できると語り、同製品に搭載されているテクノロジーを紹介した。画像再構成ASiR DBTを使った逐次近似法、画像のボケやブレを防ぐステップ&シュート、さらには低被ばくも実現していることが語られ、検出率の向上や要生検率の減少に努め、女性にやさしい理想の検査を提供していくと述べた。
 次に、明石定子氏(昭和大学乳腺外科)が登壇し、臨床の立場から、同製品に期待することを語った。同氏はマンモグラフィには感度と特異度において限界があるとし、さらに日本人に多いデンスブレストにおいては、高密度乳腺により石灰化や腫瘤を発見しづらいだけでなく、乳癌の発症リスクも高いと述べた。また、乳腺の重なりとがんの見極めが困難であるため、要精査率10%のうち97%は陰性であるという。しかし、トモシンセシスであれば情報量が多く、病変を明瞭に描出するため、より正確な診断が可能になると語られた。同氏は実際の症例を提示しながら、トモシンセシスはデンスブレストだけでなく、散在性乳腺や脂肪性乳房においても有効であるとした。また、「SenoClaire」はマンモグラフィ撮影よりも線量を増やさずに撮影が可能である点にも言及し、その期待度の高さがうかがえた。同氏は今後への期待として、造影トモシンセシスによる正確な広がり診断や、検査時の圧迫回数と圧迫圧を減らすことによる検診受診率の向上を挙げ、同会を締めくくった。

SenoClaireで撮影された画像
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