【JRC2012スペシャルレポート】On-Site Report!城戸倫之先生(愛媛大学放射線科)より
城戸倫之先生(愛媛大学放射線科)よりJRC2012の速報をいただきました!

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 CTでは検出器の多列化や管球速度の向上、2管球化、MRIではmulti-transmit技術の搭載など、循環器画像診断におけるCT、MRI機器の発展は、昨今目覚ましいものがある。
 その一方で核医学分野ではハードウェアの大きな変革がなかったのが正直な感想である。しかし、GE社から発表された心臓専用SPECT装置であるDiscovery NM 530cは、半導体検出器SPECT技術を用いることで、撮像時間の大幅な短縮、空間分解能の改善が可能になるとされており、今後の循環器画像診断に新たな可能性とインパクトを与える事が期待される。
 一般演題で愛媛大学の起塚先生が発表された「新しい心臓用半導体SPECT装置の有用性」では、国内ではまだ報告の少ない従来型の2検出器SPECT装置と半導体SPECTの臨床症例での画像比較がされていた。検査時間の短縮や検出感度の鋭敏さだけでなく、QGS解析など半導体SPECT画像データの特徴についても言及されており、非常に興味深いものであった。今後、半導体SPECT特有のartifactの検証や画像評価のコンセンサスが得られ、ダイナミック収集による定量解析などの新たなstudyが進めば、CTやMRIに対して十分なエビデンスの蓄積を有する心臓核医学領域でのbreak throughとなる可能性を感じた。

Discovery NM 530c
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