【この演題がすごい!】JRC2012 注目の演題:高橋 光幸先生(国家公務員共済組合連合会)

この演題がすごい!】コーナーでは、先生方が注目するJRC2012(JRS/JSRT/JSMP)のセッションや口演等についてご紹介します

高橋 光幸先生(国家公務員共済組合連合会)が注目する、JSRT(日本放射線技術学会第68回総会学術大会)でのセッションはこちらです

【4月12日】
・一般演題「MR検査 脳血流」
 2012年04月12日(木)15:20~16:00 場所:アネックスホールF203+204室
 『105 脳ASL画像の信号に頚動脈ステントが及ぼす影響』岡 雅大(砂川市立病院)
 ○ASLという新しいMR非造影灌流撮影の演題。頸動脈ステントが存在すると磁化率の影響で、血液のラベリングができない。ファントム実験でステントとラベリングとの距離など、どれくらいの影響があるのかを調べた演題。


【4月14日】
・シンポジウム3「MRの発展を支える基礎技術‐温故創新‐」 座長: 土`井 司(大阪大学医学部附属病院)
 4月14日 10:00~12:00 場所:アネックスホールF203+204室
 『1 RF送信技術について』 京谷勉輔(神戸大学医学部附属病院)
 『2 信号取得技術』 島根大学 内田 幸司
 『3 高速化技術(I SE法からsingle shot高速SE法)』 原田邦明(札幌医科大学附属病院)
 『4 高速化技術I(I GREからEPI)』 尾崎正則(北里大学)
 『5 脂肪抑制技術』 米山正己(八重洲クリニック)
 ○基本的な技術を再確認して、新しい技術に繋げようという目的で行われるシンポジウム.経験が浅い方も、経験者でも再度基礎を見つめ直すということで、非常に勉強になると考える。シンポジストも著名な先生ばかりなので技師の方は必見。

・一般演題「MR検査 躯幹部MRA(ASL)」
 4月14日(土)13:00~13:50 場所:アネックスホールF203+204室
 『292 Time-spatial labeling inversion pulse(SLIP)法を用いた子宮動脈非造影MRA撮像時の背景抑制に関する検討』
 長尾泰輔(京都大学医学部附属病院)
 ○ASLの技術を用いて、子宮動脈の描出を試みているということであった。しかし背景信号の抑制効果が様々なため、血管の描出能が悪くなるという現象が認められる。そこで、シミュレーションと健常ボランティアで原因を検証したということであった。T1値の長い組織がTRに依存するため、そこでバラツキが生じるということであった。ASLの子宮動脈ってどんな画像なのか? 是非見てみたい。

・一般演題「MR検査 脳 2」
4月14日 13:50~14:30 場所:アネックスホールF203+204室
『296 海馬撮像断面に使用する基準線の検討』櫻井佑樹(札幌医科大学附属病院)
○海馬の撮影法は、教科書的には斜台に平行に撮影するように勧められている。新しい基準のAC-PCラインから導いた撮像断面のほうが、より海馬に垂直に撮影する誤差が少ないということであった。面白い演題だと思います。こういうの好きです。

・一般演題「MR検査 全身MRA(血流評価)」
 4月14日 14:30~15:20 場所:アネックスホールF203+204室
 『298 T2preparation-pulse(T2prep)を併用したvolume isotropic TSE acquisition(VISTA)の検討-鎖骨下動脈の描出-』 中河賢一(倉敷中央病院)
 ○鎖骨下動脈は非造影MRAの泣き所。未だに確立した方法はありません。本方法はどうであろうか?非常に注目してます。3D VRFA FSEにT2 Prepをいれることで、静脈などの背景信号を抑制し、動脈の描出をよくするものと考えます。是非画像を見てみたいです。

 『299 Double IR型 NATIVE TrueFISP法による鎖骨下動脈描出の検討』 大滝正子(東京慈恵会医科大学附属病院)
 ○鎖骨下動脈は非造影MRAの泣き所。未だに確立した方法はありません。本方法はどうであろうか? 注目です。

・一般演題 Cypos「MR検査」
 4月14日 13:00~13:30 場所:展示ホールA
 『2062 Arterial Spin Labeling法の撮像スライス厚がCBF 値に及ぼす影響』 長濱宏史(札幌医科大学医学部附属病院)
 ○撮像スライス厚の相違が、どれだけ定量値に影響するのか?こういった基礎的なことは押さえておかなければならいので、非常に興味のある演題です。

 『2068 Arterial Spin Labeling(ASL)法における設定条件と血流との関係性の検討』  古崎昌宏(慶應義塾大学病院)
 ○ASLの撮像条件が変化したときにどれだけ、定量値が変化するのか?を検討した演題です。こちらも気になります。
 特にポジショニングは非常に興味のあるところです。

・一般演題 Cypos「MR検査」
 4月14日 14:00~14:30 場所:展示ホールA
 『2082 pseudo continuous arterial spin labeling(CASL)の脳虚血病変における臨床的有用性の検討』
 浜口明巧(札幌麻生脳神経外科病院)
 ○SPECTと対比させた3D ASLの演題です。相関は0.67であるが、両者の定量値には倍の開きがあったということでした。
 考察が非常に気になります。


【4月15日】
・一般演題「MR検査 アーチファクト他」
 4月15日 9:00~09:50  場所:アネックスホールF203+204室
 『378 Read out Segmented EPI(RS-EPI)を用いた画像歪みにおける基礎検討』 梶迫正明(京都大学医学部附属病院)
 ○今大会の一押し演題。
 マルチショットEPIを用いた拡散強調画像の演題、従来から言われている、各セグメントの位相ズレはナビゲータエコーで改善。周波数方向でセグメントすることで、より高分解能に拡散強調画像が撮影できるというのが原理です。様々な撮像条件で歪みを検討したということでした。3Tではどうしても磁化率に影響させるので、この方法はよい方法だと思います。
 撮像時間の延長と実臨床との兼ね合いがキーポイントだと思います。

 『379 前立腺疾患におけるread-out segmented echo planer imaging(RESOLVE)の基礎的検討』 立石宗一(大阪府立成人病センター)
○今大会の一押し演題
 ○マルチショットEPIを用いた拡散強調画像の演題で、前立腺に応用したということでした。どれだけ綺麗に撮影できるか?
 臨床画像に注目です。そして落とし所の撮影時間はどんなものでしょうか?早く画像を見てみたい。

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