東陽テクニカ、整形外科デジタルプランニングツール「mediCAD」導入200施設を突破 人工関節置換術や骨切り術などで正確かつ迅速な術前計画を支援

2024.01.31

 株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:高野 俊也氏、以下 東陽テクニカ)は、国内で販売を手掛ける整形外科デジタルプランニングツール「mediCAD」について、導入施設数が2024年1月時点で200施設に達したことを発表した。

 高齢化が進む日本において、変形性関節症という関節にある軟骨のすり減りにより痛みが発生する病気を持つ患者が年々増加している。
 この治療法として、人工関節置換術や、関節を温存して術後も高い活動性を保持する骨切り術の採用が増えている。このような手術では、医師の負担を軽減しつつ良好な術後成果を得るために正確な術前計画が重視されており、東陽テクニカは、この術前計画を支援するソフトウェアとして、2019年11月に「mediCAD」の国内販売を開始した。昨今では、病院内の電子化に伴い画像診断用のX線フイルムレス化が進むなか、整形外科の分野でも術前計画用ソフトウェアを採用することでフイルムレス化を実現している。

製品概要

 チュートリアル動画に従うだけで、人工関節置換術や骨切り術などのワークフローに沿った術前計画ができるソフトウェアだ。人工関節置換術の術前計画では、120社以上のインプラントメーカーの人工関節テンプレートデータに対応したライブラリから即座に目的のデータを選択することができる。
 複雑なフローであっても正確、迅速に計画を進めるためのさまざまな機能を備え、医師をサポートする。

主な特長

・ 股関節、膝関節、膝周囲骨切り術、外傷、肩関節、足関節のモジュールを実装
・ 120社以上の人工関節テンプレートデータを実装する充実のテンプレートライブラリ
・ 操作ナビゲーションによる簡単なプランニング
・ 簡単骨切り、アライメント自動矯正、計測手順セットなどの補助ツールによる迅速なプランニング
・ 金属球を自動認識する拡大率補正機能により正確な計測を実現
・ 東陽テクニカの豊富な実績による、既存の院内システムとのシームレスな連携

お問い合わせ先

株式会社東陽テクニカ
TEL︓03-3279-0771(代表)