高画質と被ばく線量の低減、高いスループットを両立させたデジタルラジオグラフシステム「FDR Acselerate」(FDA取得済み。日本では、発売未定)。
本製品は、Tomosynthesis撮影に対応している。X線管球を動かし撮影した連続断層画像によって、ボリュームデータを得る画像技術。例えば、手の骨折診断では、さまざまな角度から撮影を行わないと、骨と骨の重なりに骨折線が隠れてしまい、正確な位置を把握できないことがある。Tomosynthesisによる画像を使うことで、より診断に役立つ画像が得られる、必要以上の余計な検査を省けるといったメリットがある。
また、Energy Subtraction機能も搭載している。高電圧・低電圧の画像を瞬時に撮影し、透過率の違いから差分を行う技術。同社がCRで培ってきた技術で、骨成分を消去した軟部の画像や、軟部成分を消去した骨部画像など、診断に役立つ画像を提供してくれる。