ACCUSON Freestyle

RSNA2012 Report:
2012.11.28

 RSNA2012、Siemens Healthcareブースでは、ポータブルの超音波診断装置「ACCUSON Freestyle」が公開された。本装置のプローブはワイヤレスとなっており、プローブ上で一通りの操作が可能。ポータブルの診断装置とワイヤレスのプローブによるシナジー効果が得られ、あらゆる問題の解消と幅広い活躍の場が想定されている。オペ室においては、プローブのケーブルが患者に触れることがないため、感染症などの心配がなくなる。装置の立ち上がりの時間が20秒程度なので、汎用性と専門性の両方を兼ね備えた装置となっている。
 装置とトランスデューサーの間ではiPhone約10個分のデータ量が送受信されており、常にベストシグナルを探すため、データ通信の安定性は非常に高い。
 装置本体はバッテリー駆動で1時間のスキャンが可能で、立ち上がりの時間は20秒となっており、電源を入れてすぐに撮影することができる。
 診療開始時に、装置にプローブを認識させると他の信号を遮断するため、他の装置からの干渉を受けることがなく、例え同じプローブが隣にあっても安定して使用することができる。
 グローバルリリースは来年の4月から6月を予定。日本では薬事未承認だが、グローバルでの発売に合わせての展開を目指しているという。

 

ワイヤレスのプローブ

 

ACCUSON Freestyle