イリモトメディカルブログ「CandRofA Press」更新!Opening Session Patients firstの放射線診療とは

RSNA2012 Report:RSNAからの宅急便
2012.11.26

 シカゴに到着後、早速会場に直行しOpening Sessionに出席した。会長のGeorge Bisset III 先生は今回の大会のテーマである、patient firstの意義を講演され、放射線科医が患者の側に立ち、信頼性を得ることが必要であることを説いた。
 
Opening Session Panel: Patients First
 最初にBrigham and Women’s Hospital Plastic SurgeryのBohdan Pomahac先生がFacial Restoration by Transplantation and the Role of Novel Imaging Technology、の演題で4例の顔面外傷の患者さんの顔面移植の経験について話され、手術前後での解剖の把握、血行状態の把握・評価、さらには顔面神経の機能改善のためにCTやfMRIの有用性について話され、患者さんの立場にたった診療の重要性を話された。
 偶然ではあるが、一昨年のRSNAでは私達の研究グループは形成外科医や解剖学者と共同で研究した“顔面の加齢性変化”にかかわる画像診断のpresentationを行ったが、学会の期間中に毎日発行されるDairy Bulletinの記事としてとりあげられ、注目をあびた。残念ながら、当時は日本の放射線学会での扱いはあまり大きいものではなかった。しかし、今年になり、新たに加齢画像研究会をたちあげて活動を始めたら、多くの放射線科医の賛同を得ることができるようになった。
 
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