Ingenia 3.0/1.5T

RSNA2012 Report:
2012.11.27

 同社最上位機種のMRI装置。2012年度の受注台数はグローバルで500台、日本では80台(うち3.0Tは50台)にも上る。RSNA2012におけるトピックは、新たなコイル(WIP)、定量イメージングの新しいアプリケーション、そして、MRIを併用した新しい方式の放射線治療計画システムである。
 

 
 32chの頭部用デジタルコイル(WIP)。このコイル内にもアナログ/デジタルコンバーターが内蔵されているため、チャンネルフリーのコンセプトはそのまま、SN比の向上が可能となる。

 

 
 小児用のコイル(WIP)。左側は頭部用。右側は新生児用の体幹部コイル。
 

 
 RSNA2012でリリースされた新しいアプリケーション「MR Permeability」(WIP)。造影剤が血管から細胞へ透過していく速度やボリュームを定量的に表示する。画像は、透過の速度を色分け表示している例。
 

 
 MRRT(MRIを併用した新しい方式の放射線治療計画システム)。こちらもWIP。3軸位置決めにCTおよびMRIを用いるソリューションを展示している。放射線治療計画の際に、Tissue ContrustのよいMRI画像を重ね合わせることで、より精度の高い治療計画の計算に役立つ。