鈴木達也先生(永寿総合病院)より、速報をいただきました!
RSNA 2012 On-Site Report!「今年の目玉、Virtual RSNA2012」
永寿総合病院
鈴木達也
専修医3年目の鈴木です。今回、 RSNAは初参加となります。RSNA初心者としての率直な感想を含めて、レポートさせていただきます。
シカゴの予想以上の寒さに身を縮めつつ、ホテルからの無料シャトルバスで会場であるMcCormick Placeへと入りました。会場に着いてまず感じたのは、会場の広さと人の多さ、そして、アジア系人種の参加者の多さです。中韓からの参加者が目立ち、日本人より多いのではないかと感じられました。演題としても、これらの国からのものが散見されます。ただ、日本人の若手医師参加者も予想以上に見られ、心強く感じます。
学会で扱われる分野は多岐に渡り、各々の分野の深さという点では他の学会に譲るかもしれませんが、specialityの定まっていない若手の身としては充分に刺激的な学会であると思われます。
さらに、Virtual RSNAのおかげで、普段は聞けないような分野にも足を運ぶことができます(Virtual RSNAについては他に説明されている先生がいらっしゃいますので詳しくはそちらに譲ります)。むしろ、majorな演題に関してはサイト上で視聴できることを考えると、会場では興味のあるminor分野に積極的に参加するのもよい参加方法ではないかと感じました。
本日25日は、CT colonographyに関するScientific sessionsを中心に聞きました。存在診断の比較から、質的診断の可否へと興味は進んで行くのでしょうか。このSessionでは、日本人による演題も2題見られました。
会場内でのiPad所持率の高さには驚かされます。Virtual RSNAも、iPadで充分に視聴することが可能です。会場内のWi-Fi環境も、大概の場所においては問題ないように感じられました。