大腸解析ソフトウェアは、大腸CT検査が普及する米国でのニーズを反映したバージョンがRSNA2012で発表された。この開発には、Judy Yee,MD(University of California, San Francisco)との共同研究からの知見が大きく反映されている。
米国では大腸CT検査の際、日本よりも低線量で撮影を行っているケースが多いため、ノイズリダクションフィルターを搭載。ポリープなどの描出力を強化。このように強調表示も可能。
また、米国では大腸CT検査の読影においては、展開像よりも仮想内視鏡モードが活用されることが多いため、仮想内視鏡モードを大きく強化。魚眼モード、MPRと併用した詳細観察、展開像との併用といった機能が搭載されており、米国と日本、両者の方式をバランスよく取り入れた機能を持っている。