【RSNA 2012 On-Site Report!】「Opening Session 顔面移植」曽我茂義先生(防衛医科大学校)

RSNA2012 Report:RSNAからの宅急便
2012.11.26

曽我茂義先生(防衛医科大学校放射線医学講座)より、速報をいただきました!
 
RSNA2012 On-Site Report!「Opening Session 顔面移植」
防衛医科大学校放射線医学講座
曽我茂義

 
 On-site Reportですが、自分は今東京の自宅からVirtual MeetingでOpening Sessionをリアルタイムに見て原稿を書いています。
 今年のOpening Sessionでは、留学中にずっと一緒に仕事をしていた、形成外科医のDr. Pomahacが話しましたので、自分にとって特別なRSNAでした。仕事の都合がつかず、彼の講演を見ることは半ば諦めていたのですが、日本からもVirtualで見られたのはラッキーでした。RSNAに感謝です。
 講演はOpening Sessionに相応しい素晴らしいものでしたが、顔面移植の解説と、私が留学中に担当していた顔面移植の画像診断についてであり、自分の作成した画像や論文もプレゼン中に紹介してもらえて、まさに感無量でした。我ながらまだマイナーな話題だと思っていたので、RSNAがこのトピックを最初に持ってきたことにはかなり驚きましたが、顔面移植は欧米では注目度が高く、メディア露出も多いのでその影響なのでしょう。なお、講演はオンデマンドで後日見られるようになるそうです。分かりやすいトピックですので、私の様にシカゴに行けなかった方も是非。また、顔面移植の血管イメージングについては、留学先の放射線科のボスであるDr. Rybickiも29日木曜午前のVascular Imagingのセッション S404CDで発表します。
 Virtual Meeting自体については、ほぼ問題なく東京の自宅からライブで講演を見られています。学会に行かなくても済んでしまうのはメリットだけではなさそうで、微妙な面もありますが、動画も快適に動きますし、「勉強」という意味だけで言えばある意味、学会の究極の形態かもしれません。
 

iPadでも閲覧可能でした