【脳ドック・脳の健康に関する意識・実態調査】若年層にも⾼まる「認知症」予防意識。脳ドックで「認知症リスク」を検査したいと考える⼈が6割にのぼる。

2022.03.11

 

 ブレインヘルスケア領域の医療AIスタートアップの株式会社Splink(本社:東京都千代⽥区、代表取締役:⻘⼭ 裕紀、以下「Splink」)は、⾃分や家族の健康のなかでも、特に脳の健康(ブレインヘルスケア)や、脳ドック受診に関する意識や実態について可視化することを⽬的に、全国30代〜70代を対象に、「脳ドック・脳の健康に関する意識・実態調査」を実施した。

 Splinkでは、脳の健康の維持や増進のための⾏為や健康管理を「ブレインヘルスケア」と定義し、⾼齢化社会における⼤きな課題に対し、健常段階の予防から発症後の病気と共⽣できる社会に寄与すべく、認知症の予防から診断まで⼀貫したソリューションをワンストップで提供している。

本調査を実施・調査結果を発信することで、若年世代からブレインヘルスケアへの意識啓蒙を⾏っていく。

調査結果サマリ①:脳の健康(ブレインヘルスケア)について

・⾼齢化するわが国において、⼤きな社会課題の⼀つである「認知症」対策。

・がん、脳卒中や脳梗塞と同様に「認知症」の予防や対策が重要であると30代〜70代全ての年代で認識されている。

 認知症は、⾼齢化社会において最も深刻な社会課題の⼀つであり、近年患者数の増加がみられる疾患。加齢や様々なストレスにより脳が影響(ダメージ)を受けることで、認知機能が低下することが知られている。このような脳の健康状態の変化に先んじて、その10年以上前から脳は萎縮が始まると⾔われている。

 本調査でも、がんや脳卒中・脳梗塞、⽣活習慣病と同様に、認知症の予防や対策が重要であると若年世代から意識が⾼まっていることが明らかになっている。脳の認知機能に関する疾患リスクへの意識の⾼まりが可視化されている。

【予防や対策が重要であると思う病気】⾃分や家族の健康や病気について、予防や対策が重要であるものとして、トップ3は「がん」(69.4%)、「脳卒中や脳梗塞などの⾎管系の脳疾患」(68.9%)、「認知症」(60.7%)と回答。年代別において「認知症」と回答した割合は、30代50.0%、40代58.8%、50代63.3%、60代59.8%、70代73.0%。

調査結果サマリ②:脳ドックについて

・脳ドック受診率は依然として低⽔準で、16.0%にとどまる。

・脳ドック受診に求めるものとして、受診しやすい価格設定のほか、「適切・的確なアドバイス、丁寧な説明」「脳の健康状態の⾒える化」がポイントであると明らかに。

・脳ドックで「脳萎縮などの認知症リスク」を検査したいと約6割が回答。

 脳ドックは、MR(断層撮影診断)などによって、脳の疾患や萎縮の発症などのリスクを早期に⾒つけることを⽬的としている。脳ドックの受診者数は増えているといわれているが、本調査によると受診率は2割未満にとどまり、30代では4.0%、40代で10.5%という低い結果となっている。

 これまで脳ドックは「値段が⾼い」ことが受診率向上にむけたハードルとして挙げられてきたが、本調査では価格設定のほかに「適切・的確なアドバイス、丁寧な説明」「脳の健康状態の⾒える化」など受診者様⽬線のわかりやすさが、脳ドック受診で求められていることが明らかとなった。受診者様が「知らなかった」や「受けてよかった」につながるような、脳の健康情報を、⾒やすく、理解しやすいレポートを必要としていることがわかる。

また、回答者のうち約6割が、脳ドックで「MRIを⽤いた脳萎縮などの認知症リスク」を検査したいと回答している。

【脳ドック受診率】脳ドックの受診率は、受診率は16.0%にとどまる。年代別では、30代4.0%、40代10.5%、50代14.0%、60代23.5%、70代28.0%。

【脳ドック受診で求めるサービス】脳ドック受診で求めるサービスや内容として、「受診しやすい・継続しやすい価格設定」(81.5%)、「適切・的確な分析結果や予防アドバイス、丁寧な説明」(46.6%)、「脳の健康状態の⾒える化」(39.8%)と回答。

【脳ドックで受診したい検査】脳ドックで受診したい検査項⽬は、「MRIを⽤いた脳腫瘍等の疾患リスク検査」(75.2%)、「MRIを⽤いた脳委縮等の認知症リスク検査」(60.2%)、「MRA/エコーを⽤いた脳⾎管性の疾患リスク検査」(60.0%)。約6割が「脳萎縮などの認知症リスク」を検査したいと回答。

<調査概要>

実施期間:2022年1⽉28⽇〜2⽉1⽇

調査⽅法:インターネットアンケート調査(調査会社:楽天インサイト)

調査⼈数:全国の30代〜70代男⼥1,400⼈

(30代100⼈、40代400⼈、50代400⼈、60代400⼈、70代100⼈、年代ごとに男⼥同数)

※調査結果に関する数字は⼩数点第 2 位以下を四捨五⼊して記載。グラフ作成にあたり、回答項⽬順序を変更。

2022.3.09

Splinkについて

会社名 :株式会社Splink

本社所在地 :東京都千代⽥区霞が関3丁⽬3−2 新霞が関ビル18階

事業内容 :ブレインヘルスケア事業、ヘルスデータ基盤事業

設⽴ :2017年1⽉

代表取締役 :⻘⼭ 裕紀

URL :https://www.splinkns.com/

【本リリースに関するお問合せ先】

株式会社Splink 広報担当:飯嶋 【Mail】pr@splinkns.com