キヤノンメディカルシステムズ、CT肺野画像解析ソフトウエアの販売開始

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 キヤノンメディカルシステムズ(株)(以下、キヤノン)は、CTの肺野画像を用いた解析ソフトウエア「ラングボリュームメジャメント」の国内販売を本日より開始した。本ソフトウエアは医用画像処理ワークステーション Vitrea (ヴィトリア)に搭載し提供する。
 本ソフトウエアは、CT画像上のCT値(注1)および形態的特徴を用いてびまん性肺疾患によって生じる肺疾患の各種CT所見を、機械学習(注2)によって識別し定量化するものである。具体的にはCT値の分布により陰影を識別し、強調表示を行い、識別された各陰影の体積を左右の肺、および肺葉ごとに算出する。これにより新型コロナウイルス肺炎などに特徴的な陰影(すりガラス影、浸潤影など)の識別、診断および治療効果、予後に寄与する情報を得られることが期待できるとともに、新型コロナウイルス肺炎以外の他の肺疾患の診断をサポートする情報も得られることが期待できる。
 本ソフトウエアは藤田医科大学放射線医学講座 大野良治 臨床教授との共同研究により開発したCT画像解析技術を応用したものである。本技術の解析結果を参照して読影することで、読影医の読影者間一致率や各種CT所見識別精度が有意に向上することが示されている(注3)。
 キヤノンは、肺野画像解析ソフトウエアを始め、CT、X線診断装置、超音波診断装置、新型コロナウイルス迅速遺伝子検査、迅速抗原検査など、新型コロナウイルス肺炎診断に必要なトータルなソリューションを提供することで、感染拡大防止に取り組まれているすべての医療従事者、関係の皆さまを支援していく。

(注1) CT画像は画素(ピクセルやボクセル)から構成されていて、画素にはそれぞれ白黒の濃淡値(画像濃度値)が与えられCT画像を表現している。この画像濃度値のことを「CT値」と呼ぶ。
(注2) 市販後の学習は実施しない。
(注3) Ohno Y et al: Machine learning for lung CT texture analysis: Improvement of inter-observer agreement for radiological finding classification in patients with pulmonary diseases. EJR 2020 (in press)

一般的名称 汎用画像診断装置ワークステーション
販売名 医用画像処理ワークステーション Vitrea VWS-001SA
認証番号 224ACBZX00045000

【キヤノンメディカルシステムズについて】
 キヤノンは、疾病の早期診断、早期治療のためCT、MRI、超音波診断装置、X線診断装置などの画像診断装置や体外診断装置、ヘルスケアITソリューションを開発、製造し、世界150以上の国や地域に提供している。キヤノンの経営スローガンである「Made for Life」(患者さんのために、あなたのために、そしてともに歩むために)のもと、病院経営に貢献し、患者さんに優しい医療システム・サービスをお届けし、これからも変わらず医療に貢献していく。

【お問い合わせ】
キヤノンメディカルシステムズ(株) ホームページ︓ https://jp.medical.canon/

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