インテグラル、仏Echosens社製 肝臓検査装置「フィブロスキャン430ミニ/プレミエ」専用ロールスタンドの販売を開始

2020.06.09

 (株)インテグラルは、2020年6月10日よりEchosens(エコセンス)社製肝臓検査装置「フィブロスキャン430ミニ(FibroScan 430 Mini)」および「フィブロスキャン430プレミエ(FibroScan 430 Premier)」(以下、フィブロスキャン)のオプションラインナップである430専用ロールスタンドの販売を開始した。これにより多様化する使用シーンや施設環境に合わせた導入が可能となった。

430専用ポールスタンドの特長
(1)スリムなロールスタンドのためフィブロスキャンのポータビリティを生かしつつ、場所を取らずに設置できる。
(2)重量が約14kgと軽量かつ安定性も高いため、取り回しが簡便である。
(3)シンプルな構成のため、病院(外来・病棟)、健診、クリニック問わず幅広いシーンに適応する。
(4)チルト機構搭載により、ディスプレイの角度を30度まで調整することができる。
(5)オプション品のプリンタートレイを取り付けることで、プリンターを搭載できる。

「フィブロスキャン」について
 フィブロスキャンは,肝臓に向けてプローブから直接発振されるせん断波の伝播速度と超音波信号の減衰量を非侵襲に測定する装置である。せん断波の伝播速度は肝臓の硬さ(肝線維化の度合)を示し、超音波減衰量は肝脂肪量に関連している。

 現在、世界80カ国で肝硬変、肝癌などに至る肝臓疾患の診断、治療の効果判定、予後のモニタリング、 疾患進行の早期診断、予防など、 肝臓の病態評価の目的で使用されている。また、フィブロスキャンを用いた論文は現在2,350報を超え、 それらの豊富なエビデンスをベースとして世界の様々なガイドラインに参照されている。昨今は様々な製薬治験のプロトコルにもしばしば採用されている。

 検査は、わき腹にあてたプローブから振動と超音波を伝えることで非侵襲に測定を行う。患者情報を入力してから検査を終えるまで数分程度*であり、ワークフローの簡便さも同検査の利点である。また、 医師や技師の他に看護師などの医療従事者であれば、1時間半程度の検査トレーニングを受講することで、特別な知識・経験を必要とせずに容易に検査を行うことができる。
*検査状況や患者体型などの諸条件により前後するが、約1分~5分の検査。)

フィブロスキャン430ミニ/プレミエ

●お問い合わせ
株式会社インテグラル
URL https://www.fibroscan.jp/