アボット、心疾患およびニューロモデュレーション事業を統合し、新生アボットメディカルジャパンを発足

2020.04.08

 
・統合により、新しいアボットメディカルジャパンは心疾患領域では国内最大級の医療機器会社となる。
・新会社は、心疾患およびニューロモデュレーション領域を広くカバーする、広範で多岐にわたる革新的なヘルスケアソリューションを提供する。
 

 アボットメディカルジャパン合同会社と、アボットバスキュラージャパン㈱は、本日、2020年4月1日付でアボットメディカルジャパン合同会社を存続会社として、両社を統合する事を発表した。
 統合後の新会社は、広範で多角的な製品群、規模、そしてイノベーションを通じて日本の人々が健康を取り戻すことを支援し、治療結果の改善を図るだけでなく、革新的で人生に大きな違いをもたらす技術を通じて、医療従事者により大きな価値を提供していく。同時に、統合することにより両社がこれまで培ってきた知識や経験を結集するとともに、変化を続ける日本の医療ニーズに対して迅速に対応していくことが可能になる。
 新会社の広範で多角的な製品群には、冠動脈疾患、末梢血管疾患、不整脈、心不全、構造的心疾患、慢性疼痛、運動障害などの診断および治療のための医療機器が含まれている。不整脈の診断および治療に使用される心臓の3Dマッピングやカテーテルといったあらゆる種類の電気生理学ソリューション、ペースメーカーや植込型除細動器、植込型心電図記録計、そして遠隔モニタリングシステムなどの心疾患ソリューション、また、構造的心疾患の治療選択肢として、先天性心疾患だけでなく心臓弁膜症といった後天性の疾患を治療する製品群を提供している。さらには、慢性疼痛や運動障害に苦しむ患者に向けた脊髄刺激療法、脳深部刺激療法などの革新的なソリューションも提供している。
 バスキュラー事業においては、市場をリードする薬剤溶出ステント、ベアメタルステント、冠動脈用ガイドワイヤー、バルーンカテーテル、そして閉塞した動脈を再疎通させる際の成功率を改善するために狭くなった血管を生理学的および解剖学的により詳細に評価する冠内圧測定システムや、血管内を詳細な3Dカラー画像で提供するイメージング技術などを提供している。

 
 アボットメディカルジャパンの代表執行役員社長ブライアン・モットーラは次のように述べる。
「この度、20年以上にわたり医療および日本の患者さんに貢献してきた2社を統合する新会社、アボットメディカルジャパンを率いる事になり、光栄に思います。この統合の結果、私たちは心疾患・慢性疼痛・運動障害領域において国内最大級の医療機器会社になりますが、それには製品を革新し、パートナーシップを拡大し、日本の人々の生活にポジティブな違いをもたらすこと、そして医療従事者にとって最も信頼されるパートナーになる、という大きな責任が伴います。アボットは、今後も人々がより良い健康を通して充実した人生を送ることが出来るよう、革新的な製品やソリューションを開発・提供してまいります。」

 
統合後会社概要
<統合後会社名>
 アボットメディカルジャパン合同会社
<英語社名>
 Abbott Medical Japan LLC
<本社所在地>
 東京都港区東新橋一丁目5番2号 汐留シティセンター
<代表者>
 代表執行役員社長 ブライアン・モットーラ  
 
●お問い合わせ
アボット ジャパン合同会社
URL: http://www.abbott.co.jp/