GE ヘルスケア・ジャパン(株)と(株)村田製作所、屋内測位システム「OWLiQ™ tracking」が、病院IoT化構想「Brilliant Hospital」に採用

2019.10.15

~製造現場の見える化ノウハウを活用し医療現場の生産性を向上~
 GE ヘルスケア・ジャパン(株)(以下、GEヘルスケア)と (株)村田製作所(以下、村田製作所)は、GEヘルスケアの病院IoT化構想「Brilliant Hospital」をより推進するため、村田製作所の 屋内測位システム「OWLiQtracking」を採用した。両社は医療現場における医療設備の稼働状況の見える化など、業務効率化や生産性向上に向けた取り組みを協同で行っている。

 GEヘルスケアが掲げる「Brilliant Hospital」構想の中には、資産(アセット)の有効活用を実現するアセット・パフォーマンス・マネジメントサービス(以下、APMサービス)がある。このサービスを通じて、施設内にある医療機器などにビーコン発信機を取り付けて位置を「見える化」することで、機器の利用状況、頻繁に移動する機器の位置情報を円滑に把握できるようになり、適切な資産管理や作業の効率化と生産性の向上に貢献する。
 2017年からスタートしたAPMサービスは、国内複数箇所の医療現場へ導入されている。公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構倉敷中央病院では、院内にある超音波診断装置等の医療機器の運用・購入プロセスの効率化を目指した部門横断型プロジェクトチームを立ち上げ、1年間で機器更新に伴う費用の約30%削減に成功した。現在はさらなる効率化に向け、導入医療機器の約20%に相当する。
 機器の運用方法・配置場所の適正化に取り組んでいる。この他、社会医療法人誠光会草津総合病院は、病棟看護師の動きを把握し、業務効率の改善効果を定量的に評価することを目的に、本システムの活用を開始。
 この他にも、さまざまな技術領域における協同を通じて、本システムの継続活用に加え、製造現場・医療現場の共通の課題である屋内物流倉庫の在庫管理・人員状況の把握、リアルタイムでの動態可視化などの検討も行っている。今後も現場の課題やニーズに応え、医療現場の生産性向上に貢献するソリューションの開発・提供に取り組んでいく。

「Brilliant Hospital」とは
 超少子高齢化社会の進展に伴い、医療現場を支える人材・モノへの負担が深刻化している。限られたリソースで多様化する医療ニーズに対応するため、医療機関は業務効率化と医療の質向上の両立が求められる。この背景のもと、GEヘルスケアでは、医療機関内のビッグデータ分析と、GEグループ内で培われたリーダーシップのスキルやリーン・シックスシグマ※1などを融合させることで、病院運営のプロセス改善やリアルタイムな行動変容を可能とする未来型の病院「Brilliant Hospital」の構想実現に取り組む。

「OWLiQtracking」とは
 村田製作所が提供する屋内測位システム「OWLiQtracking」(以下、本システム)は省電力通信luetooth®Low Energyのビーコン発信機/受信機を用いた測位システムである。製造業の工場や倉庫には多数の人やモノが混在しており、どこに何があるか、作業員がどのように業務に携わっているかを把握することが難しいという課題があった。本システムは村田製作所が有する製造現場、無線・通信の分野における深い知見を活かし、誰もが簡単に設置でき、使いやすいパッケージとして開発している。医療現場でも製造現場と同様に、施設内にある医療機器などにビーコン発信機を取り付けて位置を「見える化」することで、機器の利用状況、頻繁に移動する機器の位置情報を円滑に把握し、適切な資産管理や作業の効率化、生産性の向上に貢献。本システムは医療現場への効果的な活用を進めるべくGEヘルスケアの自社工場に採用され、日々の改善活動における課題発見、改善の定量評価などにも活用されている。詳細は「OWLiQtracking」へ。このシステムはCEATEC2019(メディアコンベンションは2019年10月14日、会期:10月15日~18日)の村田製作所ブース(幕張メッセHALL7H021)に出展する。
 GEヘルスケアについてGEにおけるヘルスケア事業として190億ドルの売上を誇るGEヘルスケアは、医療画像からモニタリング、バイオ製品製造、また細胞・再生治療に至るまで幅広い技術を提供するヘルスケアプロバイダーである。インテリジェント機器やデータ分析、ソフトウェア、サービスを通じて、予防から診断、治療、経過観察・予後管理までをカバーする「プレシジョン・ヘルス」の実現を目指す。100年以上にわたる医療業界における経験と全世界で5万人以上の社員を有するGEヘルスケアは、世界中の患者や医療従事者、研究者およびライフサイエンス関連企業に対し、より良いアウトカムを効率的に届けている。GEヘルスケア・ジャパン(株)は、1982年にGEヘルスケアの中核拠点の1つとして設立されて以来、日本が直面する医療課題の解決に取り組んでいる。国内に研究・開発、製造から販売、サービス部門までを持ち、日本の顧客のニーズにお応えする、先端的な医療技術ならびに医療・研究機関向けの各種サービスを届けている。
日本における社員数は約2,000名、本社および60カ所の事業拠点がある(2018年4月1日現在)。

※1 2002年にGEが導入。無駄の徹底的な排除を行い、業務効率化を図る「リーン生産方式」と統計分析や品質管理手法を組み合わせることで高品位なビジネスプロセスの確立を目指す「シックスシグマ」を融合させたマネジメント手法のこと。

●お問い合わせ
GEヘルスケア・ジャパン株式会社 コーポレートコミュニケーション
URL:http://www3.gehealthcare.co.jp/ja-JP
株式会社村田製作所広報部メディア・コミュニケーション課
URL:https://www.murata.com/ja-jp?intcid5=com_xxx_xxx_cmn_hd_xxx

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