島津製作所、外科用X線TVシステム「OPESCOPE ACTENO」向けに、透視画像の明るさを調整する新アプリケーション「Touch Focus」を発売

2016.09.29

 島津製作所は同社の外科用X線TVシステム「OPESCOPE ACTENO」向けに,透視画像の明るさを調整する新アプリケーション「Touch Focus」を9月28日より発売する。「Touch Focus」を通じ、「OPESCOPE ACTENO」を整形外科領域でさらに拡販する。販売目標は「Touch Focus」を搭載した「OPESCOPE ACTENO」を1年間で国内外350台。

「Touch Focus」
 
 
●「Touch Focus」の概要
 「OPESCOPE ACTENO」のCアーム台車側タッチパネル上に表示された透視画像に操作者がタッチすると、その領域に最適な画質(明るさ)へ素早く調整する新オプション。タッチした範囲に適した明るさになるようにX線条件が自動で調整される。従来は観察視野の中心に合わせて透視画像の明るさが調整されていたが、「Touch Focus」を用いることで直感的かつ簡単に明るさを調整することができ、スムーズで迅速な手術をサポートする。
 「Touch Focus」を搭載した「OPESCOPE ACTENO」の定価2,300万円(税別)。

●「Touch Focus」の2つのモード
1.Free Mode
 タッチされた場所が観察に最適な明るさになるように素早く自動調整する。視野の中心部から外れた領域に観察部位があった場合でも観察部位を視野の中心に移動させる必要は無く、その領域に適した明るさに調整する。

2.Lock Mode
 タッチされた場所の観察に最適な明るさにリアルタイムで自動調整し,そのまま明るさを固定する。視野内に金属製デバイスやインプラントなどが入っても観察部位の明るさは変化せず,画質調整が不要になる。また、観察部位が視野内で動いてもそのままの最適な明るさで観察を続けることができる。

●問い合わせ先
島津製作所 医用機器事業部 グローバルマーケティング部 販売促進グループ
URL:http://www.med.shimadzu.co.jp/