シーメンス・ジャパン、乳がんスクリーニング検査に最適なデジタルマンモグラフィ装置「MAMMOMAT Fusion」の販売を開始

2014.10.01
MAMMOMAT Fusion
シーメンス・ジャパン(株)は、スピーディーで快適な乳がん検診を可能にする新たなデジタルマンモグラフィ装置「MAMMOMAT Fusion(マンモマート・フュージョン)」の販売を開始した。MAMMOMAT Fusionは、乳がんのスクリーニングおよび一次診断の検査に適した装置として、MAMMOMAT シリーズのラインナップに新たに加わる。

X 線感受性が高い乳房を撮影するマンモグラフィ検査では、可能な限り被ばくに配慮しながら高精細な画像を得ることが重要。また、スクリーニング検査においては、1 日に多くの検査を行う必要があるため、迅速に確実なポジショニングを行うことが求められる。MAMMOMAT Fusion は、精密検査にも対応するMAMMOMAT Inspiration と同等の低被ばくと高画質を両立しながら、機能を限定しシンプルな操作を可能にすることで、より効率的かつ快適な検査を実現。さらに、次世代型フラットディテクタの搭載により、設置環境にも柔軟に対応し、検診車や検診施設への導入も可能となる。

■スピーディーな検査を可能にするスマートな操作性
MAMMOMAT Inspiration と同様に、ワンクリックで被検者登録から検査まで自動的に設定される「One-click-to-Image」や、ワンタッチで設定された角度まで自動的にアームが回転する「シングルタッチ」ボタンなど、ワークフローを快適にする多彩な機能を搭載している。スクリーニング機能に特化することで操作性が向上し、よりスピーディーな検査を可能にする。

■被検者や操作者の負担を低減する機能やデザイン
個々の乳房に応じて最適な圧迫圧で一旦停止する「Op-comp」や、乳房にあたると圧迫スピードが遅くなる「Soft-Speed」機能により、被検者にやさしく、かつ確実なポジショニングを実現する。また、装置本体のなだらかなアームなど洗練されたデザインが被検者の緊張を和らげ、より落ち着いた雰囲気で、スムーズに検査を進められる。

■設置環境に柔軟に対応する次世代型フラットディテクタを搭載
MAMMOMAT Fusionは、同社が新たに開発した、直接変換方式と同等の画質を得られる次世代型の間接変換方式フラットディテクタを搭載している。様々な設置環境に、より柔軟に対応できるよう配慮した設計のため、直接変換方式では温度や湿度の管理が難しい検診車や検診施設にも導入可能。

■被ばく低減技術によりやさしい医療環境を提供
操作者と被検者の被ばくを最小限に抑えるために、シーメンスの被ばく低減コンセプト「CARE*1」に基づいた優れた被ばく低減機能「Op-dose」を搭載している。個々の乳房サイズと密度に合わせて適切な管電圧を自動的に設定し、最適な線量での検査を実現。MAMMOMAT Fusionは画質を犠牲にすることなく、検査に係るすべての人々にとってやさしい医療環境を提供する。

*1: Combined Applications to Reduce Exposureの略称

●お問い合わせ
シーメンス・ジャパン(株)
URL:http://www.siemens.com/answers/jp/ja/