メドトロニックソファモアダネック、頚椎椎弓形成術用チタン製インプラント「CENTERPIECE OD プレートシステム」を販売開始 ~日本初、慶應義塾大学病院にて臨床使用開始~

2013.10.04
図1 CENTERPIECE OD プレートシステム
図2 頚椎椎弓形成術(片開き式椎弓形成術)における使用例

 メドトロニックソファモアダネック(株)は、頚椎椎弓形成術用チタン製インプラント「CENTERPIECE OD (センターピース オーディ) プレートシステム(以下Centerpiece ) 」( 医療機器承認番号:22400BZX00483000)の日本国内での販売を開始した。

 Centerpieceは、頚椎椎弓形成術におけるチタン製の脊椎内固定器具で、プレートとスクリューから構成される(図1)。除圧により削られた骨の代わりにプレートを移植し、拡大された椎弓(脊椎の一部分)を固定・安定化させる(図2)。従来は、患者自身の骨(移植骨)や人工骨を用い、それらを糸で固定していたが、Centerpieceは、除圧後の骨の欠損部分にプレートをはめ込み、スクリューでプレートと骨を固定するのみで、手技の簡便化による手術時間の短縮化が期待される。また、金属製のプレートで固定することで、手術後に起こり得る、脊柱管の再狭窄や移植骨の脱転といった合併症を回避できるといったメリットもある。
 Centerpiece の日本初の臨床使用は、慶應義塾大学病院整形外科によって行われ、同大学オリジナル術式の頸椎片開き式椎弓形成術(平林法)に役立つとの評価を得ている。
 
 
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