ワコム、医療システム開発大手ピーエスシーと協業し、電子サインソリューションを開発

2013.07.04

(株)ワコム(本社:埼玉県加須市、代表取締役社長兼代表執行役員:山田正彦)は、医療システム専門ソフトウェア開発大手の(株)ピーエスシー(本社:愛媛県松山市、代表取締役:相原 輝夫、以下ピーエスシー)と協業し、カルテの電子化から、院内各科で作成する膨大な書類データの統合的なファイリング、および液晶ペンタブレット上で情報を手書き入力しながら患者へ説明から、入院・手術などの同意書へ医師・患者が手書きによるサインまで、一連の流れの電子化を実現した。

両社はこれまでも、ピーエスシーが開発・販売するソフトウェア医療用データマネジメントシステム「Claio(クライオ)」とワコムの液晶ペンタブレット「DTU-2231/Medical」などを組み合わせ、患者へ視覚的に症状を説明するインフォームドコンセントツールとして、納入実績を積み重ねてきた。
今回、電子カルテとの連携項目や日付、数値、文字、画像、バーコードなどの項目情報を自在に設定し、医療文書をデザインできるピーエスシーの文書管理システム「DocuMaker」を、ワコムの液晶ペンタブレット(DTH-2242等)や液晶サインタブレット(STU-300等)に対応させることで、これまでは手書きでサインしてからスキャンしていた同意書へのサインを、直接電子的に行い、多岐に及ぶ院内のデータと合わせ統合的に管理・運用できるようになった。本ソリューションの導入によって、医療現場における一連のプロセスの電子化がさらに促進され、過去の記録の検索性向上など、院内システムの利便性が大幅に高まることが予想される。

両社は今後、同ソリューションの積極的な拡販を行う予定である。その一環として、7月17日(水)から19日(金)まで開催される「国際モダンホスピタルショウ2013」(会場:東京ビッグサイト)のワコムブース(東6ホール F-83)で、同ソリューションを初めて展示する。同社ブースでは「DocuMaker」へのサイン記載フローを体験することが可能である。

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