日本アキュレイ、サイバーナイフ等の新トレーニング施設を開設~放射線治療に間する知識の普及・情報交換に貢献~

2012.07.03

 日本アキュレイ(株)(社長:穂積 重紀、本社:東京都千代田区)(以下、「日本アキュレイ」)は、2012年7月2日(月)に本社ビル1階に新しい医療従事者向けトレーニング施設「Accuray Technology Exchange Center(ATEC/エイテック)」を開設した。
 本トレーニング施設ATECには、放射線治療機器「サイバーナイフ ラジオサージェリーシステム」※1の実機を設置した模擬治療室、および、治療計画装置「マルチプラン」を備えた研修ルームが用意されている。模擬治療室に適切な遮蔽を施すことで、天井に備え付けられたX線源で画像撮影を行うことが可能で、医療従事者がサイバーナイフシステムの使用方法や品質管理の方法を実際の医療現場により近い環境で習得することができる。また、ATECにて医療従事者向けの各種セミナーを開催し、参加者間の情報交換の場も提供する予定とのこと。
 日本アキュレイは、2010年10月にサイバーナイフ ラジオサージェリーシステムの上市に合わせ、「サイバーナイフ東京トレーニングセンター」を開設したが、建物の構造上の規約により遮蔽が難しく、X線発生装置を設置することができなかった。しかし、大型機器の実機を常に見て動かすことができるメリットは大きいため、ATECにてサイバーナイフシステムへの理解を高めることが可能となるだろう。
 2012年3月のオフィス移転に合わせ、同社はトレーニング機能の向上を目指してX線源による画像撮影機能の追加など施設の充実を図り、ATECとして開設することとなった。ATECの開設により、日本においてもアキュレイ社(Accuray Incorporated)の米国本社の研修施設と同レベルの研修を実施できるようになる。
 高齢化とがん患者の増加により期待が高まっている放射線治療だが、治療方法・機器は多種多様であり、医療従事者の研修ニーズも高いと考えられる。高精度治療機器メーカーがトレーニング施設を拡充することで、放射線治療分野への貢献がより期待できる。

※1 本システムは、2010年、サイバーナイフシステムの第4世代(日本での最新世代)として厚生労働大臣による薬事承認を得た

●お問合わせ
日本アキュレイ(株)
マーケティング
武田 卓子/相子 純子
TEL:03-6265-1526
URL:http://www.accuray.com