セント・ジュード・メディカル、アドバンスド・テクノロジー・センターを開設

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CRMマーケティング・教育担当シニアディレクターのペリー・ライス氏
代表取締役社長のウィリアム・フィリップス氏
中里祐二氏(順天堂大学医学部附属浦安病院)
会場風景
バーチャルリアル・シミュレータールーム「小笠原」
ウェットラボルーム「屋久島」
 セント・ジュード・メディカル(株)は、6月8日、本社アドバンスド・テクノロジー・センター(東京都港区)にて、メディアラウンドテーブル・施設ツアーを開催した。アドバンスド・テクノロジー・センターは、医療従事者のニーズに合致したプログラムで構成された教育を提供する場として同社の本社11階に開設された施設である。同社は同様の施設をアメリカ・ベルギー・中国にも開設しており、グローバルな教育活動を展開している。
 はじめにペリー・ライス氏(CRMマーケティング・教育担当シニアディレクター)が「セント・ジュード・メディカルとエデュケーションについて」解説した。同氏は、より多くの患者を救うため「革新的な製品の提供」「良質なエビデンスの提供」そして「教育・啓蒙活動」が必要であると述べ、「同センターが教育・啓蒙活動を担い、優れた教育関環境の提供によって、医療の発展に貢献していきたい」と語った。講演の最後に同氏は同センターを通じて「健康・福祉・QOL向上を目的とした日本の医師とのパートナーシップを築いていきたい」と述べた。
 続いてウィリアム・フィリップス氏(代表取締役社長)が「アドバンスド・テクノロジーセンターについて」と題した講演を行った。同氏は「MORE CONTROL、LESS RISK」を使命としてグローバル医療機器メーカに成長した同社の歴史に触れるとともに、業界のリーディングカンパニーとして果たさなければならない社会的責任について語った。その中でアドバンスド・テクノロジー・センターが果たす役割は、医用機器の適正使用の促進と医師の経験共有を行える場の提供であるとし、「医療従事者の方々が、優れたコントロールを手にすることができるよう高品質なプログラムを開発し、患者様のリスク低減に貢献できる教育を行いたい」と述べた。
 最後に中里祐二氏(順天堂大学医学部附属浦安病院)が「心疾患治療の現状とアドバンスド・テクノロジー・センター登場の意義」について発表を行った。同氏は心疾患では「高齢化社会による患者の増加」「多岐にわたる疾患による、治療方法の複雑化」「治療を支える医療機器の進歩」等から医師の教育が大変重要であると語った。そして同センター開設の意義を「高度な設備による最新製品のトレーニング」「最新技術の医療現場での普及で患者のQOLが向上」「医師が医師の教育を目的としたプログラムの提供」であると述べた。同氏は最後に「同センターを利用することで、熟練した医師が自施設だけでなく、他施設へも知見・経験、手技を伝承することのサポート役になることを期待する」と述べて講演を締めくくった。
 また講演の合間にはアドバンス・テクノロジー・センターの見学も行われた。「白神」「知床」「小笠原」「屋久島」「富士」と名付けられた5つのトレーニングルームでは、医師やスタッフが同社製品の使用方法を詳しく学ぶことができる。中でも「小笠原」と名付けられたバーチャルリアル・シミュレータールームでは、コンピューター画像によって作り出された仮想世界にコンピューターグラフィックを用いて手術・手技を再現し、ペースメーカ植え込みやカテーテルアブレーションなどのトレーニングが行える。シミュレーションルームには4台のマシーンが設置され、心臓の状態や症例のケースなどを選択することができ1台のマシーンで何千ものパターンを再現することができる。また「屋久島」というウェットラボルームでは、豚の心臓を用いた心臓外科やアブレーションの手技をトレーニングできる。施設心臓病の総合トレーニングが受けられる施設は日本では同センターだけとのことだ。
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