ギブン・イメージング社、2011年第4四半期業績と2011年度通期業績を報告

2012.02.24
ギブン・イメージング社(NASDAQ: GIVN、イスラエル・ヨクネアム)は2012年2月14日、2011年12月31日を期末とする2011年第4四半期業績と2011年度通期業績を発表した。

2011年第4四半期の総売上高は、前年同期の4,490万ドルに対して8%増の4,850万ドルだった。2011年第4四半期のGAAP(米国会計原則)ベースの売上総利益率は、前年同期の77.2%に対して77.4%。2011年第4四半期の非GAAP(米国会計原則)ベースの売上総利益率は、前年同期の77.7%に対して77.9%だった。

2011年第4四半期の非GAAPベースの営業利益は、前年同期の570万ドルに対して710万ドル。2011年第4四半期のGAAPベースの純利益は、前年同期の320万ドル、1株当たり利益0.11ドルに対してそれぞれ76%増の560万ドルと0.18ドル。2011年第4四半期の非GAAPベースの純利益は、前年同期の580万ドル、完全希薄化後1株当たり利益0.19ドルに対してそれぞれ33%増の770万ドルと0.25ドルだった。GAAPベースと非GAAPベースの業績の差異は財務諸表に記されている。

2011年12月31日時点の現金および現金同等物、短期投資および有価証券の総額は10,500万ドル。第4四半期における営業活動によるキャッシュフローは1,010万ドルだった。

ギブン・イメージング社のホミ・シャミール社長兼最高経営責任者は次のように述べている。
「第4四半期ならびに2011年通期の財務業績が堅調であったことに非常に喜んでいます。2011年は、米国と日本で実施されているPillCam(r) COLON 2のピボタル試験をはじめ、世界中で実施されている40件の臨床試験に多くの資金を配分したにもかかわらず、非GAAPベースの営業利益が記録的なものとなりました」

ホミ・シャミール氏はさらに次のように付け加えている。
「2012年は、クローン病の検出とモニタリングおよび原因不明の消化管出血を適応としたPillCam(r) SBの普及をさらに世界的に展開していくことに尽力し、当社にとって活
況を呈する年になるでしょう。さらに、2012年上半期には米国と日本で実施されているPillCam(r) COLON 2の臨床試験への患者登録も終了する予定であり、下半期にはそれ
ぞれの市場において必要な承認申請書を提出できるものと見ています。PillCam(r)
COLON 2の世界市場規模は50億ドルにも上るとされており、将来の成長に向けた確かな布石になると考えています」

■2011年度の売上分析
2011年第4四半期のアメリカ地域における売上高は、前年同期の2,790万ドルに対して10.8%増の3,090万ドル。ヨーロッパ・中東・アフリカ地域における売上高は、前年同期の1,170万ドルに対して2.6%減の1,140万ドル。アジア太平洋地域における売上高は、前年同期の530万ドルに対して18.9%増の630万ドルだった。

2011 年第 4 四半期の PillCam(r) SB の世界販売個数は、前年同期の57,900個に対して4.1%増の60,300個。アメリカ地域における PillCam(r) SB の販売個数は、前年同期の 36,900 個に対して2.4%増の約 37,800個。ヨーロッパ・中東・アフリカ地域におけるPillCam(r) SB の販売個数は、前年同期の14,100 個に対して9.2%増の15,400 個。アジア太平洋地域における PillCam(r) SB の販売個数は、前年同期の 6,900 個に対して4.3%増の7,200 個だった。
2011年第4四半期の補足データは www.givenimaging.com のInvestor Relationsセクション参照。

■2011年度の財務業績
2011年12月31日を期末とする2011年度の総売上高は、前期の1億5,780万ドル(そのうち1,790万ドルは2010年4月1日に買収したSierra Scientific Instruments、以下Sierra社の売上)に対して12.8%増の1億7,800万ドル(そのうち2,840万ドルはSierra社の売上)。2011年度のアメリカ地域の売上高は、前期の1億50万ドル(そのうち1,120万ドルはSierra社の売上)に対して8%増の1億880万ドル(そのうち1,920万ドルはSierra社の売上)。ヨーロッパ・中東・アフリカ地域の売上高は、前期の4,020万ドル(そのうち530万ドルはSierra社の売上)に対して12.2%増の4,510万ドル(そのうち600万ドルはSierra社の売上)。アジア太平洋地域の売上高は、前期の1,710万ドル(そのうち140万ドルはSierra社の売上)に対して40.1%増の2,410万ドル(そのうち330万ドルはSierra社の売上)だった。

2011年度のGAAPベースの売上総利益率は、前期の76.2%に対して76.7%。2011年度の非GAAPベースの売上総利益率は、前期の77.4%に対して77.3%。2011年度のGAAPベースの純利益は、前期の850万ドル、1株当たり利益0.28ドルに対して、それぞれ41%増の1,200万ドルと0.39ドル。2011年度の非GAAPベースの純利益は、前期の1,960万ドル、完全希薄化後1株当たり利益0.64ドルに対して、それぞれ2%増の2,010万ドルと0.65ドルだった。

■2012 業績予想
不安定な世界経済を考慮し、ギブン・イメージング社は2012年度の総売上高を1億9,000万ドルから2億ドルの間と予想している。

ギブン・イメージング社はGAAPベースおよび非GAAPベースの1株当たり利益をそれぞれ0.45~0.55ドルおよび0.70~0.80ドルと予想している。

■最近の動向
* ブラジルに直販拠点を設置
2012年1月、ギブン・イメージング社はブラジルで直販事業を開始し、サンパウロにオフィスを設置。当地での営業活動は、2002年以来、ギブン・イメージング社のブラジルでの重要な販売パートナーとなっている指導部隊が現地での経営を管理していく。

* PillCam(r) COLON 2のピボタル試験を日本で開始
ギブン・イメージング社は、2011年11月、2012年半ばに日本の医薬品医療機器総合機構(PMDA)への提出が予定されている申請資料を裏付けることを目的としたPillCam(r) COLON 2のピボタル試験を日本で開始することを発表した。

●お問い合わせ
ギブン・イメージング(株)広報代理
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