ボストン・サイエンティフィック、最新鋭のCRT-D・ICD 「インセプタ」 を発売~心不全管理を可能にするオプションが充実~

2011.12.06

 ボストン・サイエンティフィック ジャパン(株)は、両室ペーシング機能付き植込み型除細動器「インセプタCRT-D」および植込み型除細動器「インセプタICD」を、12月1日から販売開始した。これらは、心不全と不整脈を治療する同社の最新デバイスだ。
 この「インセプタCRT-D」ならびに「インセプタICD」の開発コンセプトは、患者のリアル ライフ ベネフィットであるケアの向上を目的としている。キーとなる適切治療の促進、心室ペーシング機能の最適化、ならびに心不全管理を可能にするオプションを充実させた。さらに、これらは厚さ9.9mm世界最小・最薄のハイエナジーデバイスで、従来プラットフォームである「コグニスCRT-D」や「テリジェンICD」と同様に長寿命となっている。
 これまでの先進的な機能に加え、RhythmID機能に対する、個々の患者に合わせた波形認識の相関率をカスタマイズできる「RhythmMatchTM閾値」や不必要な心室ペーシングを抑制することを目的とする「RYTHMIQTM」が、前モデルより進化した機能として搭載された。
 心不全診断機能については、設定された睡眠時間において、デバイスが検出した呼吸障害のトレンドを表示させる「AP Scan」、患者の一日の呼吸数の最小値、最大値、中央値のトレンドを表示する「Respiratory Rate Trend(呼吸センサートレンド)」等の新しい診断機能が追加。これまでの心不全診断機能をさらに充実させている。複合的な指標と継続的な長期間のトレンドを提供することが可能となり、臨床における心不全患者の管理に役立つと考えられる。ICDへも同機能が搭載されることになり、ICD適応患者の心不全の状態を管理することが可能となった。

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