日本カプセル内視鏡学会、第1回メディアセミナーを開催

category:取材速報
2013.07.29
砂山雅之氏
中村哲也氏
寺野 彰氏
 日本カプセル内視鏡学会(JACE)は7月26日、大手町サンケイプラザ(東京都千代田区)にて第1回メディアセミナー「“世界初”カプセル内視鏡の認定制度と教育システムの有用性」を開催した。
 開催にあたり、同学会の砂山雅之氏が開会の辞を述べ、演者には中村哲也氏(同学会理事/獨協医科大学医療情報センターセンター長)と寺野 彰氏(同学会理事長/獨協学園理事長)が招かれ、講演が行われた。
 中村哲也氏は「カプセル内視鏡について」の講演において「嚥下可能な小腸用カプセル内視鏡が2007年に製造販売承認/保険適用され、小腸の検査が低侵襲に行えるようになった。2012年にはパテンシーカプセル(開通性評価用)が保険適用され、小腸疾患が既知または疑われる患者全てに対し、保険適用が拡大された。2013年には大腸用カプセル内視鏡も製造販売が承認された」と沿革を語った。続く「大腸用カプセル内視鏡検査について」では、2013年7月に製造販売承認を得た、第2世代である「PillCam COLON2」を紹介。また、日本における大腸癌の検診にフォーカスを当て「要精密検査とされた患者のうち未受診者は42.1%にも及ぶ。理由としては自覚症状のなさ、苦しそうといったイメージや、恥ずかしいという理由も多く見られる。大腸用カプセル内視鏡の普及に尽力することで、精密検査の受診率向上が期待できる」と述べた。「認定制度とeラーニングによる教育活動」ではJACEが設ける認定制度/読影支援技師制度によるカプセル内視鏡の普及と臨床応用、検査精度の向上について言及。中村氏は「ハンズオンセミナーやケーススタディーによる実践に即した教育を実施している。特にeラーニングのコンテンツは事前テスト、事後テスト、実際の症例ケーススタディなど充実した内容になっている」と語った。
 寺野氏による「カプセル内視鏡学会の意義、目的」ではJACE設立の歴史や概要を説明。活動としては年2回のニュースレターの発行や、2013年2月に世界初の認定医/指導医/指導施設が誕生したことなどを挙げた。また、寺野氏は「カプセル内視鏡の読影には時間がかかる。補助をする読影力のある支援技師の存在が重要である」と、2014年から申請が予定されている読影支援技師制度について述べた。締めくくりとして「第6回日本カプセル内視鏡学会学術集会」では、今後の学術集会の予定が紹介され、講演は終了した。
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