GEヘルスケア・ジャパン、第25回ヘルシーマジネーション大賞表彰式を開催

2013.03.04
川上 潤氏
澤崎 誠氏
高須正太郎氏
吉田常恭氏
丸山 泉氏
小川 彰氏
有馬真喜子氏
井階友貴氏
長 純一氏
参加者一同による記念撮影
 GEヘルスケア・ジャパン(株)(本社:東京都日野市、社長:川上 潤)は2月27日、同社会議室(東京都港区、赤坂パークタワー)にて、第25回ヘルシーマジネーション大賞表彰式を開催した。今回は「一人ひとりの健康を身近で支える医療~少子高齢社会におけるプライマリ・ケアのあり方とは?」をテーマに、139編の応募があった。大賞には澤崎 誠氏の「かかりつけ医・専門医・調剤薬局のネットワーク化と地域支援」、優秀賞には高須正太郎氏の「個で診るプライマリケアへ~長野県佐久で発見したプライマリケアの将来像」、審査員特別賞として吉田常恭氏の「見守る社会、一人にしない社会」が選出された。
 会の冒頭、川上 潤氏(同社社長)が「国民の高齢化問題、医師の偏在は大きな問題になっている。こういった諸問題を解決するソリューションを作っていきたい。そのためのアイデアとして、今回応募のあった作品を参考にさせていただく」とコメント。
 授賞式がとり行われた後、丸山 泉氏(日本プライマリ・ケア連合会理事長)が「一人ひとりの健康を身近で支える医療~少子高齢化社会におけるプライマリ・ケアのあり方とは?」をテーマに講演。地域医療を支える能力、取り巻く医療問題を解説しつつ「総合医(仮称)専門医は、外来、救急、地域医療に関わるため、多岐にわたる知識や経験が必要になる。専門医の創設に団体として全面的に支えていきたい」と語った。
 次に、審査員挨拶として小川 彰氏(岩手医科大学学長兼理事長)が「今回のテーマは、日本の根幹に関わる大きなテーマとなっている。どの作品も甲乙付けがたい力作揃いだった」、有馬真喜子氏(消費者教育支援センター)が「私自身、改めて問題の大きさを認識させられるようなテーマだった。大変勉強になった」とコメント。その後、寄付先講演として井階友貴氏(福井大学医学部地域プライマリ講座)と長 純一氏(石巻市立病院開成仮診療所所長)が取組みなどを講演した。