CXR Finding-i
CXR Finding-iは、専門医のスキルを学習したAIが胸部X線画像を解析し、医師による胸部X線画像の読影において、肺がんが疑われる所見である結節影、肺炎や結核などの所見である浸潤影の見落とし防止を支援するソフトウェアだ。同製品は、数十万以上の胸部X線画像をAIが学習しており、信頼性が高い。
今回新たに、Temporal Subtraction処理が追加され、みえにくい変化をみやすくした。現在と過去の差分画像を生成し「変化の有無」を可視化することで、診断精度の向上と時間短縮が期待でき、胸部読影を強力にサポートするものだ。
またSenciafinderをインストールすることができ、装置から受信する胸部正面画像に対し、AI解析を行い、オリジナル画像とAI結果をPACSに送信するので、読影時にAIの解析結果を見ることができるのも嬉しい。
AeroDR TXｍ01
これまで単純Ｘ線撮影室の検査のみだった動態撮影が、患者のベッドサイドでも撮影可能となった。
AeroDR TXｍ01はICUなど患者の移動が困難な状況に際して、パルスＸ線を毎秒１５回連続照射しコマ撮りした画像をパラパラ漫画のように表示することで肺や横隔膜などの構造物の動きを可視化する。最大20秒ほど動画撮影ができ深呼吸する時間も担保できる。
線管球部に配置されたタッチパネルのカンドモニタでは、撮影条件の確認・変更作業を行える。また、自動測定されたX線管～被写体の距離や、X線管とパネルそれぞれのロール角、ピッチ角が表示されより効率的で再現性の高い検査を実現する。
KINOSIS
コニカミノルタ独自の画像処理技術で肺や横隔膜などの構造物の動きを定量化、肺機能情報の見える化を実現したX線動画解析ワークステーション。
血流の欠損情報を、心拍の動きと信号値の変化がリンクするものを追従しカラーマッピングすることで確認可能となり、肺移植後に血流が再開しているかなどのフォローアップでも活躍している。
また、動きが可視化されることで肺と肋骨がどの程度癒着しているかが評価でき、あらかじめ手術の計画も立てやすく働き方改善にも大きく役立つ。
