大阪大学国際医工情報センター
日本から医療機器開発のスペシャリストを養成する
Medical Device Design Couse2023 開催のお知らせ

2023.02.09

 大阪大学園際医工情報センターで医療機器開発のスペシャリストを養成する社会人向けコース『メディカルデバイスデザインコース』が5月から開催される。

 平日忙しい方に嬉しい“土曜日”開催。ポストコロナを見据えスキルをみがく。スマホからはMDD公式アプリで。

モジュール1  医療機器開発のための臨床医学 臨床医学を理解する

 16の診療分野より、医学部の講義を医療機器に特化した形で分かりやすく伝える。医療機器開発に携わるメンバーとなるために必要な医学知識を習得し、医療現場のニーズを理解できるスペシャリストを目指す。

調催日
5月27日
6月3, 10日
7月1日

モジュール2  医療機器開発のマネジメント ルールを理解する

 医薬品医療機器等法に基づき、医療機器開発に携わるすべての方が知っておくべき設計開発プロセス、薬事戦略(承認・認証)、医療機器製造販売業の役割、QMS(品質マネジメントシステム)、各種安全性試験の実務を理解する。

 さらに、グループワーキングでは、リスクマネジメント(市販前・市販後)、申請・照会対応を中心に実践形式で学び、患者さんにとって有効で安全な機器の開発を行うスペシャリストを目指す。

Group Working
Ⅰ リスクマネジメント(市販前編)
Ⅱ 申請・照会対応
Ⅲ リスクマネジメント(市販後編)
7月 8, 15, 22, 29日

モジュール3  医療機器開発のための機器実習 医療機器を理解する

 実際に現場で活躍する最新の医療機器について、医師や患者の立場になって学びます。実際に使用されている医療機器の機能や特徴を知り、どのような経緯で開発されたかを学ぶことは、自らの医療機器開発に大いに役立つ。

 弁理士による知財マネジメント実習では、開発する医療機器の知財をいかに保護するかについて考え、ニーズを形(製品)にして医療現場へ送り出すスペシャリストを目指す。

Group Working
Ⅳ 知財実習①~出願準備編~
Ⅴ 知財実習②~活用戦略編~
8月 19日
9月 2, 9, 16日

モジュール4  医療機器開発の実践 ビジネスを理解する

 ビジネスとしてのアウトプットを目指す医療機器開発を進めるために、企業などで実際に医療機器開発を実践してきた専門家から、自己の経験をもとに成功のポイント、失敗談、危機をどのように乗り越えたかについて学ぶ。

 さらに、保険戦略、事業計画のグループワーキングでは、実際に保険適用されるにはどうすればよいか、どのような価格がつくのか、それを見越してどのような事業計画を立てればよいかについてのビジネススキームが描けるスペシャリストを目指す。

Group Working
Ⅵ 事業計画
Ⅶ 保険戦略①
Ⅷ 保険戦略②
9月 23日
10月 7, 14, 21日

モジュール+α 医療機器開発のための病院実習(アドバンストプログラム) 

 実際の病院で医師たちの解説を聞きながら、医療従事者のチームに交じって臨床の現場を体験する。手術の見学に加え、日々ベッドサイドで働く看護師のニーズや、患者さんの声を聴きながら、今後の医療機器開発について考える。

 日程は別途御案内。

お問い合わせ

大阪大学国際医工情報センター

URL https://mei.osaka-u.ac.jp/mdd