大阪大学国際医工情報センター 日本から医療機器開発のスペシャリストを養成する Medical Device Design Couse2022 を 5月から開催!

2022.05.12

大阪大学国際医工情報センターで医療機器開発のスペシャリストを養成する社会人向けコース『メディカルデバイスデザインコース』が5月から開催される。当コースではすべてのプログラムを場所を選ばず受講可能なWEBインタラクティブ講義として開催し、さらに平日忙しい方にうれしい土曜日開催になっている。

また、ハード系とSaMDなどソフト系の医療機器を盛り込んだグループワーキングでは、薬事戦略、知財、事業計画、保険戦略までを一気通貫で学べるカリキュラムとなっている。

モジュール1「医療機器開発のための臨床医学」  

臨床医学を理解する

16の診療分野より、医学部の講義を医療機器に特化した形で分かりやすくお伝えします。医療機器開発に携わるメンバーとなるために必要な医学知識を習得し、医療現場のニーズを理解できるスペシャリストを目指します。

開催日5月28日、6月4,11,18日 申込締切:5月20日(金)

モジュール2「医療機器開発のマネジメント」

ルールを理解する

医薬品医療機器等法に基づき、医療機器開発に携わるすべての方が知っておくべき設計開発プロセス、薬事戦略(承認・認証)、医療機器製造販売業の役割、QMS(品質マネジメントシステム)、各種安全性試験の実務を理解します。

さらに、グループワーキングでは、リスクマネジメント(市販前・市販後)、申請・照会対応を中心に実践形式で学び、患者さんにとって有効で安全な機器の開発を行うスペシャリストを目指します。

開催日:7月2,9,16,30日 申込締切:6月24日(金)

モジュール3「医療機器開発のための臨床医学」  

医療機器を理解する

実際に現場で活躍する最新の医療機器について、医師や患者の立場になって学びます。実際に使用されている医療機器の機能や特徴を知り、どのような経緯で開発されたかを学ぶことは、自らの医療機器開発に大いに役立つことでしょう。

弁理士による知財マネジメント実習では、開発する医療機器の知財をいかに保護するかについて考え、ニーズを形(製品)にして医療現場へ送り出すスペシャリストを目指します。

8月6,20日、9月3, 10日 申込締切:7月29日(金)

モジュール4「医療機器開発の実践」

ビジネスを理解する

ビジネスとしてのアウトプットを目指す医療機器開発を進めるために、企業などで実際に医療機器開発を実践してきた専門家から、自己の経験をもとに成功のポイント、失敗談、危機をどのように乗り越えたかについて学びます。

さらに、保険戦略、事業計画のグループワーキングでは、実際に保険適用されるにはどうすればよいか、どのような価格がつくのか、それを見越してどのような事業計画を立てればよいかについてのビジネススキームが描けるスペシャリストを目指します。

9月24日、10月8,15,22日 申込締切:9月16日(金)

●お問い合わせ
大阪大学国際医工情報センター
URL https://mei.osaka-u.ac.jp/mdd

当コースで医療機器開発のスペシャリストをめざす方がご活躍されることを願っております。

大阪大学国際医工情報センター

センター長 貴島晴彦

副センター長 坂田泰史

メディカルデバイスデザインコース 代表教員 岡山慶太