フィリップス、超音波診断装置「Compact 5000シリーズ」を販売開始 小型のポータブルシステムでありながら、高画質を追求した超音波診断装置

2023.04.12

 株式会社フィリップス・ジャパン(本社:東京都港区、代表取締役社長:ジャスパー・アスエラス・ウェステリンク、以下 フィリップス)は、「2030年までに25億の人々の生活を向上させる」を達成目標に掲げ、健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアにいたるヘルスケア・プロセスのすべてにイニシアティブを持ち、すべての人々のより良い健康と満ち足りた生活の実現をめざす。

 今回フィリップスは、小型のポータブル装置でありながら高画質を追求した超音波診断装置「Compact 5000シリーズ」を5月1日(月)より販売を開始する。販売開始に先駆けて、4 月14日(金)からパシフィコ横浜にて開催される国際医用画像総合展(ITEM2023)に参考展示する。

 医療現場では、常に迅速に質の高い回答が求められる。しかしこれまで、高画質の超音波診断装置での診断は特定の部署に設置される大型の据え置き型装置に限りがあった。そのため、患者は精査のために病棟から検査室等へ移動する必要があり、時間やコストの問題だけでなく患者への負担も大きくなっていた。新しいCompact 5000 シリーズは、画質と性能に妥協することなくポータブル性と汎用性を追求することで、臨床医により良い診断ツールを提供し、患者がどこにいても先進技術を提供できるよう設計されている。

Compact 5000 シリーズ

Compact 5000 シリーズの特長

Compact 5000シリーズの特長診断に必要な高画質を追求したコンパクトな筐体

 Compact 5000シリーズは、循環器、腹部、血管、表在、産婦人科、整形、POCなど幅広い分野に対応し、複数の臨床分野のニーズを同時に満たすことができるよう設計されている。また、ポータブル性に優れ、オプションのバッテリーを装着することで、最大2.5時間の連続スキャンが可能である。

超音波診断装置EPIQおよびAffinitiシリーズとの互換性

 Compact 5000シリーズは、フィリップス超音波診断装置EPIQとAffinitiシリーズと同じ直感的な操作性を実現し、ユーザーが簡単に使いこなせるよう設計されている。また、音波診断装置EPIQとAffinitiシリーズとトランスジューサに互換性を持たせることで、施設の資産の有効活用を可能にする。

AutoStrain による自動化された心機能評価

 超音波診断装置EPIQ/Affinitiに搭載されているAutoStrainを実装し、Global Longitudinal Strain(以下GLS)などを簡便かつ迅速に解析が可能となっている。AutoStrain はAuto View Recognition(自動描出断面認識機能)とAuto Contour Placement(自動境界配置機能)により、自動で描出された断面を認識し関心領域を自動で配置する。AutoStrainをCompact 5000シリーズに搭載することで、ますます臨床での使用と必要性が増加するGLS 解析をベッドサイドで簡便かつ再現性高く行うことを可能にした。

プレミアムコンパクト超⾳波診断装置
Compact 5300
https://www.philips.co.jp/healthcare/product/HC795136/5000-series-hc795136-premium-compact-ultrasound-system

Compact 5500
https://www.philips.co.jp/healthcare/product/HC795140/5000-series-hc795140-premium-compact-ultrasound-system

フィリップスについて

 フィリップス・ジャパン(旧フィリップス エレクトロニクス ジャパン)は、超高齢社会を迎える日本の健康と医療の問題に貢献したいと、2019年4月1日よりフィリップス・レスピロニクス合同会社と統合し、ヘルスケア分野の変革に取り組んでいるヘルステックカンパニーである。今後、病院で使用されるフィリップスの先進医療機器やパーソナルヘルスと呼ばれるオーラルヘルスケア(電動歯ブラシ)、AED、在宅呼吸器などがクラウド上で繋がることで、人々の健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという「一連のヘルスケア・プロセス」において、革新的な医療ソリューションを提供していく。医療従事者や患者だけでなく、すべての人々の健康な生活への貢献を目指す。(https://www.philips.co.jp)

 ロイヤルフィリップス(NYSE:PHG, AEX:PHI)は、人々の健康の向上にテクノロジーで貢献するヘルステック分野のリーディングカンパニーである。健康な生活、予防、診断、治療、ホームケアという一連のヘルスケア・プロセスを通じて、先進的なテクノロジーと、医療従事者および消費者のインサイトを基に、人々の健康を改善し良好な結果をもたらすための包括的なソリューションを提供している。主な事業領域は、画像診断、画像誘導治療、生体情報モニター、ヘルスインフォマティックスのみならず、パーソナルヘルスや在宅医療まで、さまざまな領域にわたる。フィリップス ヘルステック事業の2022年の売上高は178億ユーロ、オランダを拠点に全世界に77000人の従業員を擁し、世界100ヵ国以上でビジネスを展開していく。フィリップスに関するニュースはこちらを閲覧。(http://www.philips.com/newscenter/)

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