ジェネシスヘルスケアとSOPHiA GENETICS、日本でのプレシジョン・オンコロジー推進で提携

2025.10.17

 ジェネシスヘルスケア株式会社(本社:東京都渋谷区、以下、ジェネシスヘルスケア)と、AI を活用したデータドリブン医療のパイオニアであるソフィア・ジェネティクス(SOPHiA GENETICS、Nasdaq:SOPH、本社:スイス)は10月16日、SOPHiA 社が既に欧米で提供開始している最先端の包括的癌リキッドバイオプシーのゲノム解析を導入することを目的とした戦略的提携を締結したことを発表した。両社はまた、個別化・精密化されたがん医療の発展を目的としたリキッドバイオプシー・コンパニオン診断(CDx)の商業展開でも協力する。
 ジェネシスヘルスケアは、大量検体の処理能力を持つゲノム解析を専門とした検査所を有し、20 年以上にわたり先進的な遺伝子検査を提供してきた。累計 280 万件以上の遺伝子検査を実績がある。
 この提携の第一弾として、両社はMSK-ACCESS(R)powered with SOPHiA DDM(TM)のリキッドバイオプシー検査の提供を開始する。同検査は、1 回の採血でがんの治療標的となり得る遺伝子変異を高精度に検出することを目的とし、循環腫瘍 DNA(ctDNA)を AI で解析する最先端技術を活用している。腫瘍組織と正常組織のマッチド解析アプローチを採用することで検査精度を高め、偽陽性のリスクを低減させる。ジェネシスヘルスケア株式会社は国内の自社施設で検査・解析を実施することにより、検査の迅速化、患者の皆様の負担軽減、国内のがん研究や早期発見の推進を実現致する。
 更に両社は、本邦におけるリキッドバイオプシーCDx 検査の共同開発も目指す。CDx の開発により、より多くの患者の皆様が高品質な腫瘍プロファイリング検査を利用できるようになり、個別化医療の普及が加速されます。加えて、これは製薬企業にとっても、新薬開発や市場アクセスを加速する強力なツールとなる。

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