CO2-DSAに続くfoam BRTO
東海大学医学部画像診断学 小泉 淳
胃静脈瘤や肝性脳症に対し我が国で頻用されるBRTOでは、硬化剤としてオルダミン(EOI)が主に用いられるが、溶血に伴う腎障害やアレルギー反応などの副作用から総量が制限される。そこで我々は下肢静脈瘤で汎用されるfoam polidocanolをBRTOへ応用し、大幅な硬化剤の減量だけではなく、CO2-DSAの併用により手技の簡略化を図った。