理想的な読影レポートとは─胸部CTを例にとって─
長崎大学病院がん診療センターセンター長 芦澤和人
読影レポートは、我々画像診断医と臨床医との重要なコミュニケーション の場である。臨床的に価値のあるレポートを作成するためには、臨床医が その検査に何を要求しているのかを把握することが重要である。また、画像 診断医は、臨床所見を含め各疾患に対する深い知識を習得しておかなけれ ばならない。レポート作成の大原則は、「正確・簡潔・親切」であることを念頭 に、診療にあたる必要がある。