遠隔画像診断システムの利用者としてつれづれなるままに

2012.12.28

遠隔画像診断システムの利用者としてつれづれなるままに
岩手医科大学放射線科
松尾みかる
 
 遠隔画像診断システムは、通勤時間を省き、限られた時間を有効に使うことができるので、ライフワークバラ
ンスをとるために有益なシステムです。
 しかし、遠隔診断であっても病院という組織の一員として、医師の役割はきちんと果たすべきであり、医療行
為であるという自覚は必要です。報告書を一方的に書いて終わりではなく、患者さん、主治医の立場で考え、主
治医や医療スタッフとのコミュニケーションをとる姿勢が不可欠です。
 また、当院の遠隔画像診断システムには、現場にいないときでも後輩の指導ができる工夫があります。指導医
は、それを利用して教育職としての役割も果たさなければならないと思っています。
 
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