戸畑共立病院[CT]Image Report Case 2 小児の肘頭骨折精査

Satellite View~Canon Special Session : Innocent Story~ありのままの医療を求めて Archives
2014.02.14

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負担が少ない楽な検査と、低被ばく高画質の両立であれば、CT検査の適用が拡がる。

CT 検査の在り方を変えるボリュームスキャン。そのメリットは診断精度の向上にとどまらない。検査の負担を減すことによって、適用領域が格段に拡がっている。
(画像クリックで拡大表示) 
 
■ 病 歴:9 歳 男性
約2m の高さより転落、右肘を受傷した。
 
■ 検査目的
X線撮影にて上腕骨内上顆骨折を認め、精査目的にてCT を施行した。
 
■ 読影医コメント
骨折に対するCT 検査は、骨折部位と骨転位、骨片の位置関係を明瞭に評価可能で、治療方針決定に有用である。しかし、若年者においては特に医療被ばくの低減が必要とされる。320 列ボリュームスキャンは、被ばく線量の低減と高画質の両立を可能とする。ボリュームスキャンの特長を生かしたADCT 検査の恩恵は大きい。
 
■ 撮影担当技師コメント
患者は、痛みにより挙上不可であったため、挙上なしで体幹部と同時に撮影した。320 列ボリュームスキャンでは、1 秒以下で撮影が終了するため、たとえ呼吸停止ができなくても、瞬間的な撮影による静止画像の取得が可能であった。さらにボリュームスキャンは被ばく線量も少なくできる。このため疾患以外の部位(腹部)への被ばくが懸念される本症例において、特に有用な撮影であったと言える。
 
管電圧:120kV
管電流:30mA
再構成関数:FC31(骨)、FC01(VR)
スキャン時間:0.5sec/rot
コリメーション:0.5mm スライス× 320row
被ばく低減:AIDR 3D(Mild)

 
MPR 画像
肘頭骨折と上腕内側に骨片(矢印)がみられる

 
VR 画像
肘頭および内上顆の骨折(矢印)、骨片(丸印)もVR 上問題なく描出できている。

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