時差ボケからも無事回復し、RSNA2日目のリポートをさせていただきたいと思います。
昨日夜より雪が舞い始め、前日よりも体感温度が低く感じました。ホテルそばのバス乗り場へ行くと長い列。ホテルで入れたコーヒーで暖を取りながらバスに乗り会場へ。
会場到着後こちらのセッションを拝聴いたしました。
Emergency Cardiothoracic CT Angiography
Monday, Dec. 2 8:30AM – 10:00AM Room: E450B
朝早いセッションのためか比較的会場は空いていましたが非常に有意義なセッションでした。私たちが日々の救急や当直帯で遭遇するChest painに起因する三疾患についてそれぞれエビデンスを含め詳細に解説をされていました。日々撮影している画像の臨床における大切さを再認識させられる演題でした。
また、出展ブースの見学を行いました。
やはり特筆すべきものはSOMATOM On.Site。昨年のECRにおいても他社よりモバイルCTは出展されていましたがついにSiemensからも登場いたしました。
ICUでの頭部撮影を目的としたCTであり32列を有する。患者さんはベッドに寝たままガントリーが後方に退避するような形でヘリカルスキャンを行い画像取得する。装置側面は特別な防護を必要としないが、周囲への被ばく対策として体軸方向にはそれぞれ鉛を掛けて使用する。日本では発売は未定であるが、もしかすると数年後は「病棟ポータブルCTお願いします。」が常識となるかもしれない…。