RSNA2019 Now on Report!@藤原 誠先生(大分県厚生連鶴見病院 放射線技術科)Part2

RSNA2019 Report:RSNA2019 Now on Report!
2019.12.03

 12月2日(月) RSNA2日目の現地レポートになります。
 ある程度ですが出展ブースの見学を終え、気になっていた演題を見るためDigital Posters and Exhibitsへ向かいます。

 
Impact of Identifying STENT Type in Coronary CT: Analysis Methods and Clinical Utility Using Dual-Energy Technology
All Day | CA116-ED-X | CA Community, Learning Center Digital Education Exhibit
カテゴリー:【CT】【Cardiac】
 
 この演題は、冠動脈薬剤溶出ステント(DES)をDual Energy(DE)解析することで、STENTの材質をある程度推測し、冠動脈インターベンションに活用するという演題である。
 DESはさまざまな金属の合金で生成されており、DESの種類によって合金の割合が異なると報告していた。なお、STENT径は3mm以上にて描出可能であるとしていた。
 DE解析の結果、DESはおおよそ3群に分けることが可能であるとし、DESの種類から塗布してある薬剤の種類がある程度推測可能であるとしている。
 したがって、情報不明なDES挿入後の再狭窄症例に対しては、冠動脈をDE解析することでDESをある程度推測し、異なる薬剤を塗布しているDESを選択できる可能性が示唆されたと報告していた。
 なお、現在はファントムでの結果であったため、今後の報告に期待したい。

 

RSNA会場にて

 

Digital Posters and Exhibits