NM/CT 870 DR

RSNA2018 Report:
2018.12.01

 今年の7月より同社から発売されたSPECT/CT装置の800シリーズの1つである「NM/CT 870 DR」だ。核医学検査で主に使用される低エネルギー核種向けに、新たなコリメータ「LEHRS(Low Energy High Resolution Sensitivity)」が、従来の分解能の良さはそのままに感度が大幅にアップして搭載可能となった。
 800シリーズすべてのラインナップに、この新しいコリメータとコントラストを向上させるソフトウェアを組み合わせたSwift Scan Planar(スウィフトスキャンプラナー)が搭載でき、Whole Body収集において25%のスキャン時間の短縮と病変描出能を改善することが実現された。また、SPECT収集においても感度と画質を向上させる新機能として「Swift Scan SPECT(スウィフトスキャンスペクト)」が搭載できる。これにより検出器が移動する間のデータ収集も可能となり、20%のカウント検出が向上しスキャン時間の短縮や画質向上が期待できる。

オプションを搭載することでCT機能のさらなる充実も