BioMatrixを搭載し、心臓の撮影に特化した1.5T MRIのプレミアムモデル。
ハイエンドモデルであるMAGNETOM Alteaと同口径のボアを採用しており、Compressed Sensingにも対応し、高い時間分解能を持ちながら高速撮像が行える。
更にガントリにはKinetiCor社と共同開発したキネティックセンサーを搭載。これが患者の両頬につけたマーカをトラッキングしてモーションコレクションを行う。これによってプロスペクティブに位置を自動で補正、誤差範囲±0.1度の正確なポジショニングが可能となる。小児など静止の難しい患者の検査でも、この機能があれば難度は大きく下がるだろう。再撮影が減ればそれだけ患者の負担も減り、ワークフローも改善できる。
MAGNETOM Solaは今後、このキネティックセンサーの他にも様々な機能との連携を視野に入れているという。既に高性能を誇っていながら、同時に多くの可能性も秘めた機種だ。