RSNA2018 Now on Report!@ 高橋大樹先生(国立病院機構仙台医療センター) Part3

RSNA2018 Report:RSNA2018 Now on Report!
2018.11.29

 RSNA4日目の現地レポートです。
 この日のシカゴの最高気温は0℃、最低気温は-8℃。本日も耳が痛くなるくらい寒いです。
 4日目も、主にOral Presentationを中心にチェックさせていただきました。

 「Evaluation of the Big-5 CT-Protcol:Diagnostic of ischemis stroke including origins」
 この演題はEmbolic ischemic strokeの脳組織、血栓塞栓源、肺動脈塞栓症、頸動脈狭窄、急性大動脈解離の評価を一度の造影CT検査で行うという発表でした。
 上記5項目を一度の検査で評価できれば、治療戦略を正確に構築することができます。Mechanical thrombectomy を行うのであれば、ATBIを除外する必要があります。要するに5項目を評価することができれば、Ischemis stroke type classificationができます。また、塞栓源評価をすることでthrombectomy 後の治療戦略も構築することができるので非常に有用なCTプログラムでした。
Big Five-Extend Caddiac Stroke Protcol
1 Brain/Brain Perfusion
2Lug embolism
3 Intracranial/extracranial arteries
4 Aortic Arch
5 Left arrium and ventricle with left artrial appendage
 2段階造影、心電同期を駆使して撮影を繰り返すこのプログラムは難易度が高そうでしたが、もたらす情報量は多く、とても刺激になる報告でした。

 夜のGEのセミナー レセプションパーティーで聖マリアンナ医科大学 小林 泰之教授とお話しする機会がありました。RSNA2018ではAI、Deep Learningに関する演題が多く、時代の中心はAIだと感じさせられました。AIといえば小林教授です。とても刺激になる良い出会いになりました。これもRSNAの醍醐味ですね!