RSNA2018 Now on Report!@板谷春佑先生(手稲渓仁会病院) part2

RSNA2018 Report:RSNA2018 Now on Report!
2018.11.27

本日はキヤノンブースの紹介をしたいと思います。
今年のキヤノンCTはAiCE(deep learning reconstruction)が目玉商品でした。AiCEとは簡単に申しますとAIを利用した再構成であり、テクスチャーの崩れを抑えてノイズを効率的に減らす技術です。今年のJRC(横浜)でも展示されていましたがprecision限定でした。しかしRSNAではgenesisにも搭載できるように拡大されており、さらに使用できる領域も腹部だけではなくLung, Body, Cardiacへ使える仕様でした。圧倒的にシェアの多いAquilion ONEにAiCEが拡張されており、また一歩進化を遂げていました。当院でも使用しているバージョンにも拡張されると思いますので待ち遠しい限りです。

※キヤノンブースにて 右から私、華岡青洲記念クリニック山口様、山口様のご婦人
後ろに注目していただきたいのですが、ONEのガントリーが黒に!!かっこいいと思いましたがRSNA用に作った画像だけみたいです 笑。キヤノンカメラのレンズと融合していました。今以上にしっかり写す(撮影する)というメッセージらしいです。


 もう一つ目玉商品がありまして、IVR-CTを見てきました。私はキヤノンのIVR装置を使ったことはないのですが、今回新しく寝台チルトが可能になったそうで写真の角度ぐらいまで可能でした。頭足方向だけではなく、左右方向にもチルトします。ですのでBRTO(胃静脈瘤塞栓術)等の手技を行うときに役に立ちそうですね。またオペ室のHybridタイプに使用すると手術用の寝台を別に注文しなくてはいけばせんが、それがいらなくなるメリットがありますね!一昔前よりかなり使い勝手がよくなっていたそうです(山口様談)。